2015年3月18日水曜日

グリットタイインバーター君(SY-GWV-600W) 送電確認

 ワット計だと電力の移動量を把握できますが、向きが分からないので次のような接続で確認してみました。

 電力計1にはNW機器と太陽光の差分に電力計2、3の自己消費電力を足した合計が出るはずです。

 結果はこのような形になり、発電した電力は送電されNW機器で消費されていることを確認できます。

 詳細値で行くと、
  コンセント:  902Wh

  NW機器 :1,068Wh  → 883Wh
  太陽光  : -185Wh

  差分 19Wh

 ワット計が0.3~0.5Wなので、2個で12~20Whとなり問題のないレベルで収まっています。

 以上で、太陽光で発電した電力はほぼ全てNW機器で消費されていることが確認できました。

2015年3月14日土曜日

シャープの「電力見える化システム」を「クラウドHEMS」にアップデートして良かったこと

色々退化の多いシステムですが、便利なことがありました。それは、データ更新間隔が細かくなったことです。現状のクラウドHEMSでは生かし切れていませんが、中継器の中には元データが残っていますので、ある程度活用できます。

たとえば今日のデータを分析した場合、

電力見える化システム(1時間毎の更新)
時間毎の発電量(WもしくはWh)

クラウドHEMS(15分毎の更新)
15分毎の発電量(W)

かなり細かな動きまで見えるようになりました。

シャープ クラウドHEMSの24時間実績表示が変?

 クラウドHEMSにアップデートしてから寂しい日々を過ごしています。元に戻すかは再度考えるとして、折角の機会なので色々試していきたいと思います。
 (※ 中継器のファームは戻せないので、別の中継器を使うという意味です)

 まず、タップの24時間表記ですがこんな感じになります。パソコン周りの消費電力は200W近くあるのに、なぜか0.04kWh(40Wh)との表示。なぜ??

HEMS中継器の中身を見ると、
1時間での使用電力量は172Whであることが確認できます。電力見える化システムの時は1時間毎の集計でしたが、クラウドHEMSになると15分毎になっています。グラフ化するときに、何も考えずに表示したんでしょうが、15分間の使用電力量なのですからkWhではなくkW・15minが正しい表記です。まぁ、こんな表記はないので困ったんでしょうね。

 更新間隔を短くして、瞬時値が見えなくなった穴うめをしようと考えたのでしょうが、かえって見にくくなってると思います。

 自分ならW表記とし、説明文として15分間の平均ですと記載するでしょう。

ベランダへの太陽光パネル設置の検討

ホームセンターで売ってるL型アングルの強度が不安なので、組み合わせることによって強度を出してみました。

風の抵抗をどのくらい見積もれば良いのだろう。中華制パネルのフレームは弱そうなので不安だ


2015年3月12日木曜日

シャープの「電力見える化システム JH-RTP1」をクラウドHEMSにアップデートしてみた

 結局もう一セットJH-RTP2を買ったので、ダメ元でJH-RTP1の中継器をクラウドHEMSにアップデートしてみました。

 結果出来ることは履歴グラフを見るだけ。それもグダグダのグラフで、更に有効桁数が上がるという改悪バージョンです。これ現行機種と同じ画面のはずなんだけど、こんなん買って意味あるの?っていうレベルです。
 たぶん、他社さんに合わせてCTセンサーベースのシステムで設計してしまったんでしょうね。
本来のコンセプトであるコンセント毎の詳細分析がまったく考慮されていません。


 仕方ないので、中継器にWEBで接続し、直接データを見てみました。積算電力量【kWh】をタップ毎に確認することが出来ます。

 本日のグリットタイインバーターの発電量は236Whということが分かります。

 残念なのは、電力情報保存の機能が専用ファイルになっているため、エクスポートしても他のアプリで活用できないことです。CSVで出力できれば良いだけなんですけど、シャープさん何とかしてもらえませんかね。

シャープの「電力見える化システム JH-RTP1」を使ってみた。(グリットタイインバーターの測定)

箱の中身は箱だった。

 タブレットは型遅れのandroid 2.3.4だけど専用モニタだと思えば、特に問題なし。これは実家の太陽光モニタと連携した画面。スマホとかでも見れるから特に意味はないのですが、試しに設定してみた。

 とりあえず100V15Aタップをペアリングしてみた。本格的に見ようとすると3個では足りない。200Vとか見ないのであれば素直にJH-RTP2を買った方が良かったかも。どのみちタップは足りないし単品で買うと高いので、必要ならヤフオクでJH-RTP2を手に入れた方が安いでしょう。

 測定精度が悪いのであてにならないが、タップや親機の消費量は0.5W程度。
 今まで使っていたワットチェッカーと比較するため、このような感じで接続してみた。

 一日運用した結果がこちら、一般的な太陽光モニタのように瞬時値、時間別、日別、月別のグラフを表示できる。瞬時値:1W単位、時間別:10W単位、日別:100W単位、月別:1KW単位と上にいくに従って単位が切り上がっていくので、発電量が少ないと埋もれてしまうが難点。

 グラフから10~11時の発電量がピークとなっています。今日は15時過ぎまで晴天でしたので、12時前後にピークが来るはずなのですが何故?
 気になったのでSunSeekerで確認すると、若干東を向いていることが分かりました。ただし、理論的には11~12時にピークが来ても良さそうな気がしますが、手すりの陰の影響かな。

 一日の発電量は、ワットチェッカーが220Wh、電力見える化が240Whと20Whの差がでています。どうも10W程度までは3~4Wほど電力見える化の方が高い値を示しています。タップの消費電力を考慮してもこの差は大きいですが、双方とも数W単位の誤差があるので精確なところ、どちらが正しいかは不明です。

 今日くらいの天気なら700Whくらいは行くはずなのですが、早くベランダの外に出してあげたいですね。

2015年3月9日月曜日

シャープの「電力見える化システム JH-RTP1」を導入してみた。

 補助金でブームになったHEMSですが、支給もなくなり今は下火になってきています。そのせいか、ヤフオクの出品も増えて2万ちょい出せば買えるようになりました。

 システムの詳細はこちらをどうぞ。構成品が異なるだけで、基本同じシステムです。(RTP1が標準コンセント15A 3個、20A 1個、200V 1個に対して、RTP2は15A 5個)

 現行機種は「クラウドHEMS」(JH-RTP4JH-RTP5)で、専用のモニタリング端末がなくなり、クラウドに変わっただけです。測定部は同じ製品なので、ソフトウェアバージョンアップでクラウドHEMSにすることが出来ます。

 ただし、バージョンアップすると「瞬時消費電力、瞬時発電量の表示」が利用できなくなるため、自分は行わない予定です。今後のクラウドHEMSの機能upに期待したいところです。

産業用太陽光発電 運転費用年報

不動産投資と太陽光発電で脱サラを目指すブログ」で年次報告所の記事があったので自分もやってみました。

http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/nintei_setsubi.html#nenji

実際は電子申請が可能ですので、「再生可能エネルギー発電設備電子申請」のページから報告することが出来ます。

ログインIDは認定申請と同じですので、早速ログインしてみました。

おっ、増設分の設備費用申請がまだ登録されていない。1号機の分は補助金申請を行っているので不要ですが、2号機で増設した分は10KW以上となるので必要です。

審査中は次の申請が出来ませんので、かなり待たされました。

やっと審査が降りたので、年間運転費用の入力を行いましたが入力項目も少なく殆ど0しかないので簡単です。保険料と年間発電量、年間売電量くらいしか入力する場所ありません。

電子申請になって楽ちんです。

2015年3月8日日曜日

グリットタイインバーター君(SY-GWV-600W) 変換効率の測定(太陽光)

 折角の土日なのにず~~~~と曇っています。もうダメかと諦めていましたが、14時頃日差しが来ました!! 発電状況は、DC 42W、AC 32Wとまずまずの出力。(本当は最悪の状況なのですが、最大出力 AC 42Wに最近慣れてきている自分が悲しい。 (T-T))

 早速ベランダでパネル位置を調整。角度は理想からかけ離れていますが、ベランダの外に設置した状態とほぼ同じです。これにより発電状況は大幅に改善し、DC 97W、AC 79Wと2倍以上になりました。

 全然違いますね。理論的には分かっていても、実際に変化すると感動します。

 測定した結果、カタログスペックの変換効率83%はDC 88W以上で達成することが分かりました。これならなんとか我慢できる範囲です。ただ、200Wのパネルだと少し効率が悪いので、本運用では400W以上をお奨めします。
バッテリーでの測定結果が悪かったのはインバーターの出力調整中の値を読んでいたためと考えられます。きちんと測定するには定電流電源を用意する必要がありそうです。

ちなみに本日の実績は、DC 127.3Wh、AC 70Whとなりました。ACワット計の最小値が10Wなので、55~62%の変換効率と考えられます。

変換効率を考えると、ますます200WのGTI欲しくなりますね ^^;

2015年3月5日木曜日

グリットタイインバーター君(SY-GWV-600W) 変換効率の測定(バッテリー入力)

 今日は晴天だったため一日放置してみました。お昼過ぎの発電状況を確認してもらうと、ACワット計で42Wとのこと。うぅむ、さすがに低すぎる。やはり単結晶パネルだと柵の陰の影響をもろに受けてしまうようです。
 一日の発電量は190Whだったので、この天気が365日続いたとしても69KWhにしかなりません。シミュレーションでは200KWhなのでかなりのショック。

 このままではグリットタイインバーターの性能は一生分からないので、思い切ってバッテリで電力を供給し、カタログ性能を確認してみたいと思います。

 実験のために、3セルリポバッテリを3個用意しました。2,200mAh20Cなので、半分の10Cとして22Aくらいまでは流しても問題ないはずです。33V×22A=726Wまで供給可能です。

では実験の様子をどうぞ、

 電源を入れると徐々に変換量が増していきます。この機種は最大入力700Wですので、そのあたりで止まると思うのですが、怖いので途中で止めています。はい、結構臆病者です ^^;

STランプが点滅したままなので、性能を発揮していない可能性がありますのであくまでも参考として見てください。

入力電力、出力電力、変換効率のグラフ
 カタログ性能である83%は460W以上で達成しています。

 入力に対して、綺麗な線形特性を確認できました。エクセルで近似式を確認すると
   y = 0.8546x - 14.164
この式では14W以下では出力が出ないことになりますが、DC入力 17.5WでAC出力 8.4W出ていますのでご安心を。

 次に力率のグラフを
カタログ性能97.5%は200Wの入力以上で達成しています。

 太陽光パネルは殆どの場合MAXの発電は期待できませんので、この特性を見る限り素直に600Wのパネルを接続するのが良さそうです。発熱の事を考えたとしても400Wくらいのパネルを接続して最繁時間帯の入力を200W以上確保すると効率的です。

 本日の昼間ピーク発電量が42W程度ですので、変換効率66%となり半分近くの電力を捨てていることになります。発熱問題を別にすれば、インバーターの容量に見合ったパネルを選定しないとダメですね。

 ヤフオクを見ると、同じメーカーの200W防水仕様のインバーターがでていたのですごく気になります。これ買った方いませんか?

グリットタイインバーター君(SY-GWV-600W) 寝起き動画

 2015.02購入のGRID TIE INVERTER SY-GWV-600Wです。
同じ端末でも昨年のバージョンとは違う動作になるようなので、購入する際は注意した方が良いかと思います。

最初はスイッチをいれてもLEDランプは消えたままです。パネルが発電し、ある程度の電圧になると点滅しはじめ。更にあがると起動します。その後は停止、始動チェックの繰り返しとなります。

2015年3月4日水曜日

グリットタイインバーター君(SY-GWV-600W) 稼働テスト

 昨日は何一つランプの付かなかったグリットタイインバーター君、やはりDCが入るとランプが点灯しました。壊れて無くて良かったです。(^-^)
 8時過ぎということもあり、ベランダの柵でかなり陰が出来ています。LOWが点灯しSTは頻繁に点滅しています。

陰がいっぱいだ (T-T)

 新潟おてんとさんのGTIはリレー音がするようですが、この機種はしません。デザインは同じですが、少しずつ改善されているようです。

DC入力の様子。GTIをONにすると電圧がさがり38V付近に拠ります。発電量が少なくMPPTの調整が終わらないため、電圧も安定しません。

取り急ぎ測定してみました。

 入力が低い間はMPPTの調整が収束せず、力率も低いままです。入力もかなり変動しているのでかなりいい加減な測定になっています。
 傾向としては、入力が30Wくらいになると、力率も60%くらいまで改善し、点滅も収まるようです。カタログスペックは力率97.5%、変換効率83%なのでかなり開きがあります。残念ながら若干曇っていたためこれ以上の測定は出来ませんでした。休みになるまでもう少しの辛抱です。ただ、今度の土曜日は天気も悪いらしいのですが、いつになったら試験できるやら。いきなり本番運用してみようかな?

2015年3月3日火曜日

グリットタイインバーター君 届いた

税金の徴収もなく、無事に届きました。

が、普段見慣れないシールがいっぱい! これが通関3次審査の洗礼か!

箱を開けたところ、本体の袋にも同様のシールが! いやな予感がする。

何じゃこりゃ! なんと本体の封印シールも破られているではないですか! もうお嫁に行けない状態になってしまいました。封印シールを切るのが楽しみだったのに、酷いです。(T-T)

動作確認してから開封しようと思っていましたが、予定が崩れてしまったのですぐにバラします。

そこそこしっかり作られている感はあります。あれ・・・基板の型式が違う。SY-GWV-500Wってなんや、購入したのは600W版のはずなんだけど・・・。でもやっと型番がわかってよかった。

思わず本体ラベルを見直してしまいました。しっかりと600Wの表記があります。さすが中国。きっと何かが違うんでしょう。

気を取り直して、インバーターの心臓部、FETの確認です。板でしっかり放熱版に固定されていました。ネジの緩みをチェックしましたが問題なしです。

反対側も同様の問題なし。

DC入力端子まわりです。かなり太いケーブルが使われています。半田も問題なさそう。

フロント側から覗いた写真。ファンは内部のフィンをを冷却し、フロントの左右から排出するフローになっています。200Wパネルでどのくらい発熱するか少し心配。

ん? 電源入らない。夜だからかな? 明日まで少しドキドキしそうです。

2015年3月2日月曜日

DC-ACインバーター(メルテック SXCD-300) 稼働実験

リポバッテリからシガーソケットに変換するアダプタを作りました。ワット計をつけて準備完了。

負荷の卓上ライトの仕様はこちら、TWINBIRD タッチインバータ蛍光灯です。

全部つなげた様子がこちら、11.1V 2,200mAhバッテリでどこまで稼働出来るでしょうか?

36分38秒にてインバーターのアラームがなりました。
 このときの電圧は10.74V
 バッテリ残量14%となっています。

 力率が50%以下の最悪の負荷のため、インバーターの効率は確認出来ませんでしたが、リポバッテリとインバーターでの運用が十分実用的であることが分かりました。

DC-ACインバーター(メルテック SXCD-300)をリポ駆動した場合の考察」で検討した内容と合っていますが、小出力時の効率低下や力率が低いことによる無効電力による損失で最終変換効率は68%程度まで落ちており、当初想定よりも使用時間が20%低下しています。

 白熱電球でインバーターの変換効率を確認してみたいですね。

DC-ACインバーター(メルテック SXCD-300)届いた

注文した翌日に早速届いてしまいました。思っていたよりも大きくてビックリ。

ケーブルはバッテリ用とシガーソケット用の2本同梱されています。注意書きによると、シガーソケット用で100W以上を連続して使った場合熱でソケットが融解する場合があるので注意して欲しいとあります。

入力電圧DC12V
出力電圧AC100V
コンセント数1口
定格出力300W(アクセサリーソケット使用時:130W)
最大瞬間出力500W(アクセサリーソケット使用時:150W)
変換効率85%
出力波形正弦波
出力周波数50/60Hz ±0.1
低電圧警報10.7V
低電圧 / 高電圧遮断10V / 15V
出力安定度±3%
待機電流300mA(電源スイッチON時)
動作温度-10℃~30℃(30℃以上低減特性)
仕上アルミヒートシンク付き金属ボディ
ヒューズ15Aガラス管(電源プラグ内)40A(本体内蔵)
電源プラグ / バッテリークリップコードの長さ約1m / 約1m
本体サイズ / 重さ約147(W)×66(H)×210(D)mm
約1.3kg

シガーソケット用ケーブルを接続してみました。コネクタ部は上からネジで止まるタイプになっています。穴を覗くと奥が見えるのでコードだと芯線が切れて中に入ってしまうかも知れません。単線を使うか圧着端子で整えてから接続した方が良さそうです。

 バッテリを接続したときの様子。
無負荷状態のカタログスペックは3.6Wですが、こうやってみるとかなり変動しているようです。平均するとそのくらいかな? 後半ではデスクライトを点けています。
 待機時もそうですが、このくらいの負荷ではファンは回転しません。また、インバーターノイズも殆ど聞こえないので希望通りのスペックです。

DC-ACインバーター(メルテック SXCD-300)をリポ駆動した場合の考察

メルテックの正弦波インバーター(SXCD-300)を購入しました。メインは車用なので120Wで良かったのですが、太陽光関連でDC環境が整ってきたときにも使えるように300Wのものにしました。
選択のポイントは
 ・正弦波でインバーターノイズの少なそうな物。
 ・ある程度知名度があり信頼性もある。
 ・待機電力が少ない。

電菱の350Wと最後まで悩みましたが、こちらは待機電力が1A近くあるようなので止めました。

主なスペックとしては、
入力電圧DC12V
出力電圧AC100V
コンセント数1口
定格出力300W(アクセサリーソケット使用時:130W)
最大瞬間出力500W(アクセサリーソケット使用時:150W)
変換効率85%
出力波形正弦波
出力周波数50/60Hz ±0.1
低電圧警報10.7V
低電圧 / 高電圧遮断10V / 15V

これをリポで運用したらどのくらい動作するかシミュレーションしてみました。


100W負荷の場合、
 2,200mAhバッテリ  7.9分
 2,800mAhバッテリ 14.0分
 3,300mAhバッテリ 16.8分

APC Smart-UPS 1500でパソコンを使ったときに(20%負荷なので270W位?)67分運転出来るのに比べると少し心許ないですが、自分のデスクライトくらいであれば1時間くらい保ちそうです。

実際はDC-ACインバーターなど使わずDC機器でそのまま使うのが効率的なのですが、電圧等合わせないといけないのでAC100Vが使えるとなにかと楽です。

あと、APC Smart-UPS 1500は一度停止すると商用電源が復活しないとONに出来ないので、起動用としても良いかもしれません。