2015年10月31日土曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 10月実績

総発電量 21.2KWh。
ベランダの外に出してから調子良いです。

シミュレーション値に対して112%ですが、全天日射量は平年比130%なので微妙なところです。
なんにしても、過去最高の発電量となりました。


KWあたり3.80が出ました! 目標の4.0で逆算すると285Wパネルシステム相当となります。
10日毎に色を青→黄→赤と変えてグラフにしてみました。太陽光パネルに当る角度がいかに重要かが分かります。

2015年10月19日月曜日

電気工事大失態!

先日多回路CTセンサーの工事を行いましたが、よかれと導入した漏電ブレーカーの施工でミスを発見しました。

間違った施工方法。

 はい、漏電ブレーカーは引き外し回路を負荷側から取っているためこのような接続をすると漏電したときに引き外し回路が動作し続けブレーカーが燃えてしまいます。^^;

下段に移せば問題ないのですが、配線の都合で通常の15Aブレーカー、2P2Eに交換しました。

これでもう安心です。

2015年10月18日日曜日

2015/10/17 にゃんた発電所 発電記録 保存版

久々に発電状況をチェックしてみました。

前回は7/112号発電所の過積載による影響が確認できましたが、今回はどうでしょうか?

天候は問題ない秋晴れに恵まれました。


1号が緑色、2号が水色となっています。既に過積載によるピークカットはなくなっていますね。

悔しいので1時間単位での最大発電量で日別検索すると、10月初旬から下がり始めているように見えます。

2015年10月17日土曜日

クラウドHEMS 多回路CTセンサーユニット 動作の検証

多回路CTセンサーを追加してどうなったか、検証してみました。

【検証1 主幹と支線の差分は?】
瞬間値では30Wほど差分がありましたが、15分値では概ね4~8Whの差分となりました。

12時を中心に前後で差分が多いのでGTIの影響と考え、部屋のCTセンサーとパソコンの使用量を追加すると
・部屋の電力の大半はパソコン周りなので、10時頃は照明で130Wほど使っているようです。
・11時過ぎには天候が回復し照明を消したので、この辺からは部屋の消費=パソコンとなります。
注目は12:30のデータで、GTIが124Wとパソコンの100Wを24W上回っています。この時の部屋の消費は36Wなのでコンセント同様に支線のCTセンサーは通過した電力をカウントしており、結果としてCTセンサーの誤差と合わさって56Wの差分となっているようです。

【逆潮流は起きていたか?】
従来のコンセントだけの集計で見ると

今日は余裕に見えますが、主管CTセンサーの結果はいかに・・・・

残念! 逆潮流は発生していました。1Whと微弱なので外の電力メータはほとんど動かなかったとは思いますが、CTセンサーは見逃してくれなかったようです。

【CTセンサーをつけての気づき】
 ・GTIを導入する場合、売電(逆潮流)を確認できる機器が必要だと痛感しました。個々の機器の消費電力だけでもある程度は設計できますが、CTセンサーがあると安心感が違います。
 多少高くても順方向、逆方向測定できる機器を選択しましょう。

 ・考えてみれば当たり前ですが、照明は電力消費の多くを占めます。昔の家は部屋単位にブレーカーを付けていることが多いですが、HEMS導入を考えると照明は分離したほうが管理が楽になります。

シャープ クラウドHEMSに多回路CTセンサーユニット JH-AS31付けてみた

 やっと休日になったので多回路CTセンサーユニット JH-AS31を取付けます。危険作業になりますので安全第一で作業したいと思います。なお、このような工事は電気工事士の資格が必要になりますので無資格の方は行わないでください。


【多回路CTセンサーユニットの取付け】

取付け前の分電盤。中身はスカスカなので結構余裕があります。

多回路CTセンサーユニットの電源が必要なのでブレーカーを増設。本当はただのブレーカーで良いのですが、素人工事は危険なので設備でカバーです。ドドーンと15A漏電ブレーカー2P2Eを導入。主幹の漏電ブレーカーの感度も30mAなので全く意味がないので真似しないでください。^^;
 ※ 漏電ブレーカーの下側端子は負荷側なので、このような設置はNGです。分電盤の下列に設置するか通常のブレーカーにしましょう。筆者は後日通常ブレーカーに交換しました。

 支線ブレーカーは20Aなので20AタイプのCTセンサーで統一したかったのですが、2個しかないので残りは30Aタイプで我慢。センサーがでかいので取付けに苦労しました。センサーケーブルが邪魔ですが、制定値で決まっているので切り詰めることはできませんので気合いで収納。

なんとか完成しました。


【設置後の動作確認】
 ペアリング開始にして多回路CTセンサーユニットの電源を入れればペアリング完了です。
 クラウドHEMSの設定画面を開き電力情報更新とやると1回だけCTセンサーの情報が表示されます。ここで表示が変だったら接続を確認してください。
主幹 434.2Wに対して支線合計が461.4Wと27.2W差分がありますが、この手のセンサーはそんなに精度がよくないので誤差ということで無視します。

 主幹センサーは電流の流れも見ているので、方向を間違えると売電の方に電力が出てしまいます。
 電力センサーには設置向きがあって、「K」電源側から「L」負荷側に合わせれば大抵問題ないはずです。が・・・当初買電と売電の両方に数値が出てしまいました。
 仕方ないので黒側の向きを変えたところ売電を0Wにすることが出来ました。

クラウドHEMSの全体表示画面。

HEMSコントローラーの中身を覗くと、主幹は買電と売電に分けて計測していることが分かります。売電メーターが回っていますが、接続ミスであり逆潮流したわけではありませんよ ^^;
電力情報表示
識別子/系統 システム
時刻
積算電力量
 【kWh】
積算電力量の差分
 【kWh】
11/主幹(買電) 7:00:00 1.450 0.076
11/主幹(買電) 7:15:00 1.511 0.061
11/主幹(買電) 7:30:00 1.592 0.081
11/主幹(買電) 7:45:00 1.657 0.065
11/主幹(売電) 7:00:00 0.063 0.000
11/主幹(売電) 7:15:00 0.063 0.000
11/主幹(売電) 7:30:00 0.063 0.000
11/主幹(売電) 7:45:00 0.063 0.000
11/分岐1 7:00:00 0.471 0.014
11/分岐1 7:15:00 0.485 0.014
11/分岐1 7:30:00 0.499 0.014
11/分岐1 7:45:00 0.512 0.013
11/分岐2 7:00:00 0.565 0.018
11/分岐2 7:15:00 0.572 0.007
11/分岐2 7:30:00 0.602 0.030
11/分岐2 7:45:00 0.636 0.034
11/分岐3 7:00:00 0.001 0.000
11/分岐3 7:15:00 0.001 0.000
11/分岐3 7:30:00 0.001 0.000
11/分岐3 7:45:00 0.001 0.000
11/分岐4 7:00:00 0.000 0.000
11/分岐4 7:15:00 0.000 0.000
11/分岐4 7:30:00 0.000 0.000
11/分岐4 7:45:00 0.000 0.000
11/分岐5 7:00:00 0.189 0.012
11/分岐5 7:15:00 0.197 0.008
11/分岐5 7:30:00 0.204 0.007
11/分岐5 7:45:00 0.212 0.008
11/分岐6 7:00:00 0.296 0.033
11/分岐6 7:15:00 0.330 0.034
11/分岐6 7:30:00 0.361 0.031
11/分岐6 7:45:00 0.371 0.010
11/分岐7 7:00:00 0.000 0.000
11/分岐7 7:15:00 0.000 0.000
11/分岐7 7:30:00 0.000 0.000
11/分岐7 7:45:00 0.000 0.000
11/分岐8 7:00:00 0.000 0.000
11/分岐8 7:15:00 0.000 0.000
11/分岐8 7:30:00 0.000 0.000
11/分岐8 7:45:00 0.000 0.000
CTセンサーの情報によると、15分毎の最低消費電力は132Wのようです。昼間はもう少し上がると思いますが、これでGTIによる逆潮流が発生したか分かるので精神的に楽になりました。

2015年10月14日水曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 発電好調・・・・、反面悩みも

 パネル交換&太陽高度低下により絶好調のベランダ発電所ですが、そろそろ需要よりも供給の方が多くなると言うGTIとしては致命的な状況になってきました。

これが本日のコンセント消費状況なのですが、

 GTIからの供給が最大148Wもあり、お昼頃はギリギリの状況となっています。テレビがついていなければコンセント単位では供給過剰になっていたかも知れません。
 当初170W程度は確保していたのですが、気温の低下により冷蔵庫の消費電力が低下したのが要因と考えられます。

これから更に発電量は増えるので、最大発電量をシミュレーションしてみました。

最大出力は12月後半の192W。本日の最低消費128Wだと64W余ってしまいます。

まずは先日購入した多回路CTセンサーで家全体の消費量を計測し、対策を検討したいと思います。

2015年10月13日火曜日

「LIXIL HEMS みるる」がやってきた!

「LIXIL HEMS みるる 基本セット Z-A001-NRAA」です。

といっても中身はシャープの「電力見える化システム」で、タップの代わりに、オプションの多回路CTセンサーユニット JH-AS31とガス・水道メータを接続するための流量データ送信機 JH-AHC01のセットとなっています。


今回の目的はこちら、多回路CTセンサーユニット JH-AS31。普通に買うと高いのですが、ヤフオクで発見しやっと購入することが出来ました。

蓋を開けると右からCTセンサ接続コネクタ、AC100V接続コネクタがあります。

CTセンサーユニットは分電盤の脇に設置するので、コンセントではなく専用回路で接続します。このため必然的に電気工事士の資格が必要になります。

AC100V端子の拡大写真。φ0.8~2.0の単線が利用可能と書いてあります。

(左) 30A CTセンサーと(右)20A CTセンサーです。どちらも挟みタイプなので、既存のケーブルを外すことなく取付けることが可能です。

(左) 30A CTセンサーと(右)主幹用 30A CTセンサーです。どちらも同じ物ですね。将来自宅に設置する場合は主幹は太陽光発電モニターが勤めるので、支線用として利活用することになります。

実際の取り付けは分電盤の空きにブレーカーを増設し、そこから伸ばそうかと考えています。

2015年10月12日月曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター)  13時頃の発電量アップの謎解明

秋晴れに恵まれ、一日青空でした。

発電量は過去最高の982Wh。といってもKWあたり3.27で未だに4.0に届いていません。

全天日射量 18.28 MJ/m2
(推定パネル発電量 1170 Wh、推定損失188 Wh、GTI変換効率 83.96%)

7:00頃にある段差は建物の陰による影響で、最後の50Wパネルの陰がなくなる時間と一致しています。ただ、出力が逆に下がっているのでなにか他の要因があるのかな?

このグラフを作成しながら気になっていたのですが、13時頃に発電効率が上がっています。
最初は雲の影響かなぁと思っていたのですが、毎回出現してくるので要因がありそうです。

今日は休みだったのでなにげに眺めていると・・・・・

なるほど、お隣の屋根が眩しいほどに輝いている ^^; ツルツルした和瓦なので、角度によってはかなり反射するようです。

折角ですので、個々のパネルの電流値も計測してみましょう。
測定結果は
 1: 5.03A
 2: 3.31A
 3: 未測定
 4: 0.93A
 5: 0.95A

GTIの制御電圧は31.11Vなので個々のパネル発電量は
 200Wパネル  103.0W 51.5%
 50Wパネル-1  28.9W 57.8%
 50Wパネル-2  29.6W 59.2%

50Wパネルは概ね均等。200W側が低い傾向にありますが、GTIの制御で値がフラフラ動くので、実際の性能差は殆ど無いと考えられます。

GTI変換効率表 更新しました。

今日も快晴で、太陽光発電日和です。

おかげでGTI変換効率表を160W程度まで更新することが出来ました。傾向としては以前と変わっていません。


 所々効率が落ちているところは、温度上昇に伴うファンの動作による物です。概ね3W程度消費しています。夏場だと60W程度で回り始めますが、涼しくなったので100W超えたあたりから時々動作します。このくらいの負荷だと連続動作にはなりません。下表の黄色で塗った行がファンが回転している状態です。

電圧
(V)
電流
(A)
GTI入力
(W)
GTI出力(W)
変換効率
(%)
損失
(W)
26.22 0.30 7.87 3 38.14% -4.9
29.79 0.27 8.04 3 37.30% -5.0
27.48 0.32 8.79 4 45.49% -4.8
33.69 0.35 11.79 5 42.40% -6.8
32.45 0.40 12.98 6 46.22% -7.0
29.55 0.45 13.30 7 52.64% -6.3
29.55 0.48 14.18 8 56.40% -6.2
30.49 0.53 16.16 9 55.69% -7.2
30.05 0.57 17.13 10 58.38% -7.1
30.35 0.61 18.51 11 59.42% -7.5
32.15 0.62 19.93 12 60.20% -7.9
32.49 0.65 21.12 13 61.56% -8.1
29.33 0.74 21.70 14 64.50% -7.7
32.24 0.75 24.18 15 62.03% -9.2
29.43 0.83 24.43 17 69.60% -7.4
31.00 0.95 29.45 20 67.91% -9.5
31.22 3.55 110.83 94 84.81% -16.8
30.78 3.71 114.19 97 84.94% -17.2
31.16 3.74 116.54 100 85.81% -16.5
31.17 3.77 117.51 100 85.10% -17.5
30.81 3.92 120.78 103 85.28% -17.8
31.15 3.97 123.67 105 84.91% -18.7
31.13 4.11 127.94 106 82.85% -21.9
30.62 4.03 123.40 107 86.71% -16.4
31.72 4.05 128.47 107 83.29% -21.5
30.92 4.14 128.01 107 83.59% -21.0
31.32 4.03 126.22 108 85.57% -18.2
31.23 4.08 127.42 109 85.54% -18.4
31.02 4.22 130.90 111 84.79% -19.9
31.33 4.21 131.90 112 84.91% -19.9
31.14 4.26 132.66 113 85.18% -19.7
31.10 4.45 138.40 118 85.26% -20.4
31.22 4.45 138.93 118 84.94% -20.9
31.40 4.51 141.61 121 85.44% -20.6
31.30 4.63 144.92 121 83.49% -23.9
31.18 4.64 144.68 121 83.64% -23.7
31.19 4.60 143.47 122 85.03% -21.5
31.17 4.59 143.07 122 85.27% -21.1
30.98 4.67 144.68 123 85.02% -21.7
31.18 4.69 146.23 124 84.80% -22.2
31.34 4.75 148.87 124 83.30% -24.9
31.02 4.70 145.79 125 85.74% -20.8
30.87 4.81 148.48 125 84.18% -23.5
31.11 4.75 147.77 126 85.27% -21.8
31.32 4.78 149.71 127 84.83% -22.7
31.36 4.79 150.21 128 85.21% -22.2
31.16 5.04 157.05 131 83.41% -26.0
31.24 5.04 157.45 132 83.84% -25.4
31.35 4.96 155.50 133 85.53% -22.5
31.38 4.95 155.33 133 85.62% -22.3
31.11 5.04 156.79 134 85.46% -22.8
31.14 5.04 156.95 134 85.38% -22.9
31.26 5.10 159.43 134 84.05% -25.4
31.29 5.04 157.70 135 85.60% -22.7
31.16 5.09 158.60 135 85.12% -23.6
31.43 5.09 159.98 137 85.64% -23.0
31.36 5.15 161.50 138 85.45% -23.5
31.20 5.21 162.55 139 85.51% -23.6
31.39 5.18 162.60 139 85.49% -23.6
31.42 5.21 163.70 140 85.52% -23.7
31.42 5.25 164.96 142 86.08% -23.0

2015年10月11日日曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 太陽光パネルと周辺環境の影響について

天候や建物の影響がどのくらいあるのかシミュレーションしてみました。

・推定パネル発電量
 発電実績を基に、GTIの変換効率「パネル発電量*0.8887-5.1061」から算出

・推定パネル容量
 緯度、経度、日付から、一日の太陽高度変化の計算から太陽方位を求め算出

10/7 爆弾低気圧の後で空気の澄みきった日    最小17%の影響

10/9 晴天だが、うっすらと白い筋がある程度    最小20%の影響

両方とも夏に負けないくらいの日差しがありましたので、日射量の差分は少ないと考えられます。

朝焼けということばがあるように、波長の高い光は大気に吸収されてしまうので、パネルが向いているのにも関わらず発電効率は悪いですね。

日中のロスですが、前回はパネル面での反射の影響と書きましたが、入射角45°くらいでは大きく見積もっても5%程度、太陽光発電ランキングの「太陽光発電における素子温度上昇による損失率のメーカー別一覧表」によると、この時期の単結晶パネルの熱損失は15~20%程度ですので、概ね問題ないレベルのようです。

2015年10月9日金曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 300W(100W×2+50+50)の晴天時の発電状況

本日晴天なり。

50Wパネル修理が完了し、300Wパネルの真価が試されるときが来ました。
さてどのくらい発電したでしょうか?


日射量 17.88MJ/m2に対して発電量0.927KWh、KW当たり発電量3.09となりました。

最高出力140Wですので、GTI変換効率0.83でパネル発電は169W

太陽高度は47.7°ですので太陽光パネルに当たっている正味面積で換算すると202W(300W × Cos 47.7°)なので84%の性能を発揮していると言えます。

パネル個々の電流値も容量比になっており問題ありません、完全復活です。

2015年10月8日木曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 250W(100W×2+50)の晴天時の発電状況

調子の悪い50Wパネルを取り外し、250W状態で運用した結果です。

幸い前橋の10/7は一日中晴天に恵まれています。さて結果はいかに・・・・


日射量 19.02MJ/m2に対して発電量0.814KWh、KW当たり発電量3.26と過去最高を記録しました。

最高出力120Wですので、GTI変換効率0.83でパネル発電は145W

太陽高度は47.7°ですので太陽光パネルに当たっている正味面積で換算すると168.2W(250W × Cos 47.7°)なので86%の性能を発揮していると言えます。

14%の差分がなにかは不明ですが、太陽光と試験光との差分やパネル入射角度がかなりあるので、ガラス面で反射したりしてるのかなぁと考えています。

DIY 垂直設置パネルのシミュレーション

マンションや借家へ太陽光パネルを設置しようと考えた場合、ベランダへの垂直設置が一番お手軽です。

買えぬ太陽光の発電算用」でシミュレーションしてみると・・・・


こんな設置でも年間230KWh発電してくれそうです。

ちなみに、9月の実績で比較すると・・・・
  シミュレーション 13.0KW
  実績         9.8KW

50Wパネル1枚の不調及び、GTIの低出力時の効率の悪さを考慮すれば妥当な線ではないでしょうか。

やっと50Wパネルの交換が完了しましたので、今月は19KWhを目指して頑張ってもらいたいところです。

2015年10月4日日曜日

ブログメッセージへの回答 シャープパワコンの外部発電センサはどこに接続すればよいか?

ブログ読者より質問を頂きました。

【質問メッセージ】
 はじめまして。システムの増設拝見させて頂きました。私も只今、太陽光発電の増設工事中なので教えて頂けましたら幸いです。

 既存パネル・パワコンがシャープで4.0kでニチコンの蓄電池7.0k設置しHEMSで見ております。
増設でトリナソーラーのパネルとオムロンのパワコンで8.8kの増設になります。

 そこで問題が生じたのですが、現在のシャープ製のモニターで増設分の発電量も一緒に表示させることは可能なのだろうかと?シャープのコールセンターに確認したところ、モニターがJH-RWL2なのでCTセンサーを付ければ個々や合算の発電量を表示や従来通りに消費や売電が確認できるとの事でした。

 質問事項
  ・CTセンサーの接続方法を教えて頂くことは可能でしょうか?
  ・既存配線が余剰売電の為、住宅内に増設分を引き込んでありますが、増設分の漏電ブレーカーは屋外にあるため、距離があります。

【回答】
太陽光に蓄電池とは羨ましい限りです。宅内に全て引き込んでいるようですので二次側に太陽光、蓄電池両方とも接続されていると仮定して以下のような接続図を考えてみました。


 基本的な考え方としては、
  【1】.シャープパワコンで発電した電力
    → パワコンから直接モニタに送信
  【2】.電力会社からの買電、売電の状況
    → センサ1で測定
  【3】.増設パワコンで発電した電力
    → センサ2で測定
  【4】.自宅消費
    → 【1】【2】【3】から算出

となります。蓄電池がありますのでシャープモニタで表示される消費量とは【自宅消費】+【蓄電池】の合計値が表示されます。

 ニチコンの蓄電池には太陽光発電と連携し動作モードを変更できるようですので、ニチコンのセンサの位置も重要になります。

 
 こちらの考え方も太陽光とほぼ同じで、
【1】.蓄電池からの電力
    → パワコンから直接モニタに送信
  【2】.電力会社からの買電、売電の状況
    → センサ1で測定
  【3】.太陽光で発電した電力
    → センサ2で測定
  【4】.自宅消費
    → 【1】【2】【3】から算出
 
以上想像で書いてみましたが、間違いも多々あると思いますので工務店の方とよく話し合ってみてください。

電圧抑制の瞬間を捕らえたぞ!

今までも年に一回程度電圧抑制がモニタに記録されていましたが、初めて自作ツールでも電圧抑制の瞬間を捕らえることができました。

こちらがその時のグラフ

 この日は雲がちらほらあった日で午後からは晴天となっています。一見しただけではどこで電圧抑制がかかったのか分かりませんが、11:57に発生している髭がそれです。

 発電量の多い時間帯に1.5KWの消費の変動が重なり抑制の切っ掛けになっているように見えます。すぐに解除されていることから、誤検知に近い抑制であることが分かります。

詳細データはこちらで、

時間 電圧温度
抑制
積算
発電量
消費量 発電量 買電量 売電量 外電量 発電
合計
11:55:24
8,893 1.00 3.47 0.00 7.94 5.47 8.94
11:55:42
8,893 1.04 3.46 0.00 7.89 5.47 8.93
11:56:02
8,893 1.00 3.45 0.00 7.92 5.47 8.92
11:56:24
8,893 1.05 3.45 0.00 7.87 5.47 8.92
11:56:42
8,894 1.12 3.43 0.00 7.80 5.49 8.92
11:57:02 電圧抑制 8,894 0.92 2.53 0.00 6.74 5.13 7.66
11:57:23 電圧抑制 8,894 0.95 1.94 0.00 6.55 5.56 7.50
11:57:43 電圧抑制 8,894 1.22 1.97 0.00 6.24 5.49 7.46
11:58:02
8,894 1.28 3.42 0.00 7.63 5.49 8.91
11:58:23
8,894 1.24 3.42 0.00 7.65 5.47 8.89
11:58:43
8,894 1.22 3.40 0.00 7.65 5.47 8.87
11:59:04
8,894 1.27 3.43 0.00 7.65 5.49 8.92
11:59:22
8,894 1.28 3.41 0.00 7.60 5.47 8.88
11:59:44
8,894 1.29 3.42 0.00 7.65 5.52 8.94
12:00:03
8,894 1.33 3.44 0.00 7.60 5.49 8.93

 シャープパワコンで60秒、オムロンパワコンで30秒ほど抑制が掛かっています。
 抑制制御はどちらも段階的に掛けているように見えます。オムロンパワコンはシャープが落としてくれたので、通常に戻したようにも見えますね。


 設置条件や設定で変わってくるので、一概にどちらが優れているとは言えませんが、にゃんた発電所では抑制のしわ寄せはシャープに現れるようです。よって、引き続きシャープパワコンのモニタ表示を注視していれば抑制の監視ができることが分かりました。


田舎では珍しかった太陽光発電も気がつけば、周りにもチラホラ確認できるようになってきました。

お隣さんも太陽光に興味をもたれているようなので、導入された場合は要注意です。仲間を増やしたい反面、抑制が発生するジレンマに悩み中です。