2019年9月20日金曜日

新型 60A BMS リーフ14Sバッテリ 放電してみた

早速ですが、前日充電したバッテリを放電していきたいと思います。
既に充電結果として50.7Ah入っているので安心して見ていられます ^^;
いつもの様にGTIで600W定電力放電でテストしますが、GTIでAC 600W放電するにはDC 760W必要です。充電と違い揺らぎがあるので、単純に比較できないのですが、概ね合っているように見えます。
終盤で両者を比較すると、BMS 残50Ah開始 0.6Ahでワット計は48.6Ahと1.4Ahの差が出ました。個人的にはまぁまぁ合ってるかなといった感想。

セル電圧Minが3.3Vでテスト終了。ワット計読みで50.4Ah、2.7kWhとなりました。
BMSのパッケージ電圧、電流
セル電圧の平均、Max、Minと差分
セル電圧とバッテリ内の温度1(基板)、温度2(バッテリ)

念のためサーモカメラでも見ましたが、この程度の放電なら問題なさそうですね。
 

2019年9月19日木曜日

新型 60A BMS リーフ14Sバッテリ 充電してみた

先日作成した14Sリーフバッテリを充電してみました。
購入後まだ容量確認出来ていないので、不安な気持ちいっぱいです。
以前購入した中期バッテリは充電にて52Ah入りましたが今回のはどうでしょう ^^;
充電はZX-800Lにて58.8V 10Aとしました。
ワット計とBMSの電流は概ね10Aで揃っています。たまたまかもしれませんが、BMSの電流キャリブレーションなしで済むのは助かります。
測定電圧は微妙に異なっていますが、これは電圧降下のためで、測定上しかたありません。この辺が最終的なWhの差分要因となります。
何やかんやで5時間経過しBMSで遮断。
セル電圧3.5V付近から4.18Vであること、14Sのバラつきを考慮すれば前回同様に52Ah程度の充電量がありそうです。
BMSのログで確認すると、
パッケージ電圧、充電電流
セル電圧の平均、Max、Minと差分
今回の実験ではPCでログを取りながら、適宜スマホから確認することが出来た。
新BMS、意外と便利です。(≧▽≦)

とりあえず1日寝かして放電テストしてみたいと思います。

2019年9月15日日曜日

新型 60A BMSでリーフ14Sバッテリ組んでみた

リーフバッテリDIYでコツコツやっています。

基本的な部分は以前作成したものと同じです。

用意したもの
新型スマートBMS 13S 60A ※14Sに改造します
中期リーフバッテリ 7枚
簡易バッテリメータ
・コネクタ、ケーブル、合板など 少々

サムネイルの関係で、出来上がったのがこちら。

【作り方】
はじめに、13S BMSを14S改造します。
ハンダブリッジを撤去し、空き端子にケーブルを追加するだけです。
これ以外の設定はこちらを参照願います。10S~15Sに変更可能です。
配線はこんな感じになりました。まいどながら汚い。
PC専用配線があるので、切替スイッチがなくなりスッキリしました。
PCで設定するときはこんな感じに接続します。
簡易バッテリの設定は
 1-L14、2-OFF、3-51.1,57.4、4-on 46.2

最後に、スマホ画面はこちら
android
 
iOS

新型 スマートBMS について

いつも使っているスマートBMSの新型が出ました。
左が旧型 14S、右が新型 13Sです。同じ60Aなのですが縦に長くなっています。
温度センサは2個から1個に減ったと思いきや、MOSFET向けに基板上に1個ついているようです。小さな事ですが、個人的に一番嬉しい ^^;
放熱板そのものの面積も増えていますが、厚みも1.4mmから2.0mmに増強されています。
旧基板 JBD-SP15S001 V1.5
新基板 JBD-SP15S020 V1.0

MOSFETは
旧:KNB3308A(データシート) 80A、80V N-CHANNEL MOSFET
 充電用 9個、放電用 9個
新:145N08A(データシート) 145A、80V N-Channel MOSFET
 充電用 10個、放電用 10個

見慣れないICですが、検索すると中華のWuxi Unigroup Microelectronicsしか出てきません。ICの大きさはそんなに変わらないので、怪しさ抜群ですね ^^;

主な違いは周辺機器にRS485が追加され、UARTと同時利用可能となりました。上からUART版 USBアダプタ、UART版 Bluetoothアダプタ、RS485版 USBアダプタです。
これによりRS485⇒PC(USB)、UART⇒スマホ(Bluetooth)が可能となりました。
※引き続きUARTのUSBアダプタも販売されるため購入時には注意が必要です。
試しに動かした様子がこちら、
ちなみに、7S向けも更改され大きさとか同じとなっていますが、60A版はなく50Aとなっています。なんでだろう?

MOSFETは同じ145N08Aかと思ったのですが・・・・。
なんとKNB3308Aのままでした。
折角なので表面も、あれ旧型 60Aと同じ構成ですね。もしかしたら熱とかで問題があったので60Aを50Aとしたのかな?
まとめ
良い点
・温度センサが基板上に内蔵され、配置が楽になった。
・放熱板が強化され、充放電時の安定性が向上した。
・RS485インターフェースが追加され、PCとスマホの同時利用が可能となった。
悪い点
・基板サイズが大きくなり、バッテリへの組み込みが難しくなった。

とりあえずこのBMSを使って色々組んでみたいと思います。

2019年9月8日日曜日

【バッテリ発掘】中期リーフバッテリ 収穫してきました

久々に日産リーフ 中期バージョンを入手することが出来ました。
北海道の業者さんからなのですが、塩カリの影響か固定部分の錆は多め。
型式: ZAA-AZE0-FSDARD9
年式:2013/03
走行距離:34,208㎞
走行距離もそうですが、気温による劣化が少ないかなと妄想しています。

コーキングでしっかり守られており、中身は綺麗です。
中央の遮断機、バスバー、リレーユニットの順で取り外していきます。
劣化するとバッテリが膨らむため、24枚を束ねたユニットを外す時はドキドキします。
いつもは外れた瞬間にバン!と弾けるのですが、今回はピクリとも動きません。
これは期待できそうです。