2018年2月26日月曜日

【話題】アウトランダーPHEV バッテリ 採掘してきました

リーフバッテリの採掘は大変なので、難易度が低いと言われているアウトランダーPHEVバッテリの採掘にチャレンジしてみました。

届いたのはこちら、リーフバッテリが24KWhに対してアウトランダーPHEVは12KWhと半分なので、一回り小さい感じ。
上蓋は樹脂製でネジで止まっているだけなので簡単に開きます。
リーフと違って冷却システムがしっかりしてますね。
バッテリユニットが2個連結されたものが5個ならんています。

バッテリユニット単体がこちら、LEV40が8個収納されています。
容量は1140Whで、10個で12KWh??となっています。
蓋を開けるとCMU(セルマネジメントユニット)があり、セル電圧の調整・各種バッテリ情報を収集しBMSに送っています。
更に開けるとバッテリセルが取りだせます。1S単位に扱えるのが、このバッテリのいいところです。このように7Sにすれば、一般的な24Vバッテリとして使えます。空いた場所にBMSを収納してみたいですね。
このように組みかえれば2Sバッテリとなります。海外では全て揃えて1Sとして使っている方もいました。

【テスト】アウトランダーPHEVバッテリ 放電テスト

新しく調達したバッテリの実力を確認するため、放電テストしてみました。

残念ながら、GTIの22-65V版がないため、前回と同等のテストは出来ませんが、45-90V版でブレーカも15Aという制限のもと実験してみました。

実験模様はこちら、GTIが45V以上なので8Sバッテリを2直列とし、1S 3.5VまでAC出力600Wで放電しました。電流は11.4A流れていますので、1/4Cテストに相当します。

電圧が60Vを超えるため、DC電力計も使えませんので、RATOCワットチェッカーのみの計測となります。

いきなり結果ですが、ACにて2.04KWh供給してくれました。
GTIの効率を85%とすれば、バッテリ1個の容量は1200Whとなります。

セル電圧はCMS(セルマネジメントユニット)のお陰で終始揃っていました。RC充電器で15Aで充電、開始電圧4.16Vとなっています。グラフが4.08Vスタートなのは気にしないでください^^;

2018年2月18日日曜日

【リーフバッテリDIY】20SシステムをMPT-7210Aで充電するぞ! この時期太陽出ないですけど・・・

リーフバッテリDIYでコツコツやっています。

20Sシステムの充電についてめちゃ質問されるんですが、一般的な12V向けの太陽光パネルで24V以上のシステムを充電する際は昇圧型充電器のMPT-7210Aが便利です。
とりあえず50W Vmp18Vパネルを接続してみましたが問題なさそうです。
ただ、MPT-7210Aは10Aの充電器なのですが、昇圧回路等の問題で接続して見ないとどのくらいで充電できるか分かりません。

過去記事では、
 ・8Sシステム 16V入力、出力3A制限で限度OK。上限不明
 ・14Sシステム 30Vで3.5A程度

30V入力、1.91A 150W
24V入力、1.67A 129W
12V入力、0.6A 49W
むぅ、12Vだと殆ど充電できせん。試しに最初の電源で15Vで試してみましたが、1.0A 80Wとなりました。

なんとなく入力側で5~6Aで制限が掛かっている感じでしょうか?

上記より、この構成で太陽光パネルを組む場合は200~300W Vmp36Vが良さそうです。(200W×4hで1日800Wh、約4日で満充電になる計算)

2018年2月14日水曜日

デジタルヒートガン HDG200 evolution 1400W 買ってみた

最近ツールのラインナップを増やしています。
購入したのはこちら、デジタルヒートガン HDG200 evolution 1400W です。
なくても工作できますが、あると作業が楽になりますし、温度調節によって部品への負担も減らすことが出来ます。
これ、温度設定がデジタルで確認できるのが便利なんですが、付属のアタッチメントが豊富というのも魅力の一つです。


2018年2月12日月曜日

電源回路向け半田コテ

今まで電源系の半田には90Wのコテを使っていましたが、熱量が足りないこともしばしばあるため150Wを購入してみました。
板金加工向けなので小手先は荒々しい感じです。
このままでは使いにくいので、先端はそのままに角を落としてみました。
半田メッキしつつ焼きを入れて完成。
ただ問題があって、コテそのものがデカいんです。上から150W、90W、50Wなんですけど、120Wくらいで電源ラインと戦えるやつないのかな。

2018年2月11日日曜日

車で使えなくなった鉛バッテリのテスト

愛車のアクアも2回目の車検となり、ディーラーからバッテリ交換を進められました。
10年乗る予定なので5年で交換は理にかなっていますが、さてどのくらい劣化しているのでしょうか?

読みにくいので上からみましょう。GS YUASAのS34B20R 20時間率で35Ahとあります。一般的な5時間率では28Ahみたいです。
交換バッテリはACDercoのS34B20R
実験はHyperion EOS 0840i で行いました。いきなり結果ですが、9.59Ahとなりました。20時間率を5時間率と勘違いして、本来であれば5.6Aでテストするところを6.5~7Aでテストしてしまったのですが、気にしないでください ^^;
単純に電流比で補正し11.3Ahとしましょう。
新品容量が28AhですからSOC40%と推定します。まぁ、交換して正解でしょう。
電圧
電流
Ah

2018年2月10日土曜日

【ネタ】リーフバッテリ 破壊テスト(転載)

リーフバッテリDIYでコツコツやっています。

リーフバッテリはLiPoみたいな形ですが、破損した場合の挙動がきになります。
海外で実験した映像がありましたので転載します。
過信はいけませんが、それなりに耐性はあるようです。


2018年2月5日月曜日

AC/DC LEDライト購入してみた

DC用LEDライトとして使い勝手がよさそうだったので購入してみました。

仕様はDC/AC 12-85V 15W。ここまでやるならAC100Vも対応してほしいところですが、ここでいうAC85Vがなんなのかも不明なのでDCと割り切って使うのが良さそうです。
 ※ACも場合もピーク電圧は85Vなので、実効値でいうAC60Vとのことです。通常のAC100Vには間違っても繋げてはいけません。
白色と暖色を購入しました。中身は確認できませんが、LEDは3並列毎に抵抗が挿入され、それが5並列されています。
10.0V 1.6W 点灯する最低電圧となります。
11.0V 3.3W
12V 5.7W
19V 11.6W
試しに47Vを掛けたところ12.6Wでした。電球が温まってくると少し出力が上がるので(13Vで8.2⇒8.6W)、メーカーは85Vで調整し15Wと表記しているようです。
発熱はどうでしょうか、13Vで30分ほど運用した結果です。最終的に8.5Wで落ち着きました。12Vに下げて6.4Wですから、明るさ的には十分です。うぅぅむ、安物だしこのくらいで使うのが良いのかな?

実験に使用したモバイルバッテリは利用電圧を調整することが可能で、これと組み合わせることで調光することが出来ました。上限24Vで10.1Wですから、ちょっとした作業ならこれで十分です。

2018年2月1日木曜日

【リーフバッテリDIY】停電時の暖房について考えてみた

リーフバッテリDIYでコツコツやっています。

最近エアコンを動作させたいんだけど、どのくらい動きますかとの質問を多く受けています。そういえば、ferrarikikuさんのシステムもエアコンに使ってたなぁ。

外での暖といえば石油ストーブですが、車での移動を考えると灯油が漏れたりして面倒だったりします。また、マンションですとオール電化だったりするので、電気が止まると暖房も出来ません。

ということで、我が家のエアコンをリープバッテリで動作可能か調べてみました。
実験対象はこちらの日立のエアコンです。
形式がRAS-AJ25Bで通称 「白くまくん」です。定格は1080Wですが、冷房610W、暖房600W、暖房低温で1120Wとあります。
鍋やIHクッキングヒーターを試した後だと、お手頃感さえあります。しかし、インバーターの注意書きにエアコン等突入電力の大きい機器は動かない場合がとありますので油断してはいけません。実際にテストする前にREX-BTWATTCH1で測ってみましょう。
秒単位のログは残せないので画面キャプチャで、
特段の突入電力はなく、徐々に電力が上がっています。部屋が温まっている状態であれば1000Wクラスのインバーターでもなんとか動かせそうな感じです。

念のため、長時間停止後のログも確認してみました。こちらは1分ログですが、概ね600Wで動作し続けています。
結論としては、「白くまくん」は突入電力が確認されなかったので、1500Wクラスのインバータがあれば運用可能といえそうです。