2017年11月26日日曜日

【リーフバッテリDIY】6S 22.2Vシステムの検証(SP10S001-7Sの6S化)

リーフバッテリDIYでコツコツやっています。

前回は可搬型電源を作りましたが、リーフバッテリ2枚で決着し3枚構成は没になってしまいました。7S用のBMSが届きましたので、6S改造を中心に検証していきたいと思います。

こちらがSP10S001-7S(7S 25A BMS)です。7S以外について、メーカー回答はNGでしたが、基板裏に6~10S設定のプリントがあること、同系列のLLT-S14S301(14S用)は10~15Sに対応できていることからダメもとで購入してみました。
LLTがUSBとBluetoothに対して、こちらはUSB(RS485)のみとなっています。
基板は同じですが、接続コネクタが異なっています。
仕様はこちらですが、PCから細かく設定できます。


問題の6S化ですが、基板上の記載は
どうも白枠部分が左からJ1~4のようですが、コネクタ部分で半田ジャンパされています。既にJ2~4は接続されているので、J1(BC2-BC3間)をハンダブリッジします。
バランスケーブルも該当の線を外します。ここで間違うとショートの原因になりますので何回もチェックしましょう^^;

あとは、PC設定画面で7S⇒6Sに変更して実験開始です。
試しに20Aで充電してみましたが問題なく動作しました。基板上のLEDはバランス動作時に点灯するようです。これ以外にも色々あるのですが、実験中に点灯することはありませんでした。
充電中の発熱も想定範囲内です。
問題は、BMS容量が25Aと少ないため、575W(23V×25A)と余裕がありません。

BMSは充電のみとし、500W以上のインバータを接続する場合はバッテリ直結で対応するのが良さそうです。通常のインバータは21V付近で遮断されるため、セルあたり3.5Vで停止するので大きな問題にはならないと思います。

2017年11月23日木曜日

【リーフバッテリDIY】可搬型電源の製作 内部組み立て⇒完成

前回に引き続き、可搬型電顕の制作です。過去のリーフDIY記事はこちら

ケース内側にはリベットの凸凹があるので、補強を兼ねて合板を敷きます。
立てたときも考慮し、サイドもしっかり補強。
上記写真にはバッテリ3枚入っていますが、重くて持ち運びに困ると考え2枚としました。ただし、3枚構成も考慮し1枚分のスペースは緩衝材で確保します。
12V仕様のDENRYO製 DC-AC正弦波インバータDIAsine(GD300)が余っているのも理由の一つです^^;

インバータはすぐに決まりましたが、BMSは適当なものが見当たりません。

最終的に決めたのがこちら、「LLT-4s080A2」4S 80A BMSです。
仕様的に、上限4.25Vは良いのですが、下限が2.5V遮断、3.0V復帰となっており、リーフバッテリとしては低すぎます。とはいえ、干上がるよりは増しなので、個別設定可能なBMSが出るまでの代替とします。

組み立てしていてヤバかったのがこちら。このBMSはピン配置が逆になっているのですが、メーカーが通常のバランスコネクタを添付してしまったようで、危うく燃えるところでした。上記配線図となんか違うなぁと気が付いたため難を逃れました。
あとは一気に配線です。
20Aで充電してみました。バッテリ容量が約43Ahなので2時間程度で充電可能です。ボトルネックはブレーカなので場合によっては容量を増やしても良いかもしれません。
上蓋を固定して完成です。インバータを使う場合はこちらのスイッチを入れます。
緑のスイッチで電圧計、シガレットコネクタに給電されます。
通常よりも電圧が高いので、12/24V兼用バージョンを使う必要があります
14.0V(1セル 3.5V)まで、AC負荷で放電したところ0.54KWhありました。
DC-ACインバータの変換効率が90%ですのでDC部は0.6KWh使えそうです。
 追記:その後の充電で45Ah入りました。

【リーフバッテリDIY】可搬型電源の製作 ケース編

リーフバッテリのDIYをいくつかやってきましたが、筐体も大きく部屋の移動も大変でした。今回は可搬型を製作してみたいと思います。

今回用意した入れ物はこちら、330*510*213のアルミケース。
蓋を開けると太陽光パネルが・・・・。
防災用の太陽光電源みたいですが、中華の香りがプンプンします ^^;
一応動作品なのでAC100Vもきちんとでます。念のため波形を確認しましたが、期待しただけ無駄でした。
ということで、中身を確認してみましょう。小型12Vバッテリが3個並列に接続され、充電コントローラと充電器が接続されています。
パネル面の配線
DC-ACインバータは150Wのようです。
太陽光パネルは15W、Vmp17V。
というこで、ゴミはサクッと取り除きます。
ここにリーフバッテリを置いてみると、3枚まで入りそうです。ただ、メチャ重いです。
インバーターも含めると太陽光パネルも撤去しないと無理っぽいですね。

パワーバンク QD188-ALTFC

ノートブックの補助電源として使えそうなので購入してみました。

USB(2個)、DC 1個でDCは1~24Vで可変できるのが売りとなっています。
裏面には諸元が書いてありますが
良く使う9V、12V、19VではMAX 3.72~5Aとあります。
3Aとすると27~57Wですから、少し心もとないです。
18650は8本入るのですが、接続構成が分からないので分解してみました。
内部は2並列×4直列となっていますので、隣り合った電池は同じ特性の電池を使った方がよさそうです。間違っても満充電と枯渇したバッテリを入れてはいけません。
制御基板はこちら、
手持ちバッテリが6+1本なので4本でしばらく使ってみたいと思います。