2016年12月26日月曜日

ラトック Bluetoothワットチェッカー REX-BTWATTCH1 で発電量を確認してみた その3

ラトック Bluetoothワットチェッカー REX-BTWATTCH1 で発電量を確認してみた その2」の続きです。

あいにくの曇り空となり、絶好の測定日和 ^^;

送電と受電の関係から、日没ギリギリまで結構頑張っているのがよくわかります。
ただし、このくらいの天候ですと夜間の消費電力の方が多く赤字になってしまいます。 (;_;)

2016年12月25日日曜日

ラトック Bluetoothワットチェッカー REX-BTWATTCH1 で発電量を確認してみた その2

GTIのコンセントは大変なことになっていて、手前から送電、受電、HEMS、ワットメーターとジェットストリームアタック状態となっています。測定機器の消費電力は少ないので殆ど問題なしです。
 追記 受電、送電、HEMS、ワットチェッカーの順に変更しました。
やっと念願の1分計測が出来ました。送電/受電を分離して計測できるのが素晴らしい。
GTI停止付近を拡大すると、切り替わりの様子が分かります。
今までは曇りや雨の発電状況が不明確でしたが、これで正確に見ることが出来るようになりました。

ラトック Bluetoothワットチェッカー REX-BTWATTCH1 で発電量を確認してみた

前回の検証でGTIの測定に使えなと判明したREX-BTWATTCH1ですが、受電しか測定出来ないということは送電のみに改造することも出来るかと思いもう一個購入してみました。

裏蓋を外します。分解は非常に簡単です。
基板とご対面。マイコン、電源、Bluetoothと分かれていて製品というよりもプロトタイプ製品に近い感じです。
コントローラはMB9AF132KA

電源部
Bluetooth部
裏面

100Vラインは黒はスルーで白側を測定しているようです。ヒューズを経由して電源部に繋がっておりパッと見入れ替えても問題なさそうです。

白線を取り外し
入れ替えます。

組み立てて動作チェックしたところ期待通りに動きました!

あれ、GTIと同じ値だ。TAP-TST5とどちらを信じるか悩ましいところです。

2016年12月4日日曜日

独立系太陽光システムを組んでみた

我が家ではベランダ設置の300WパネルでGTIによる待機電力をカバーしていますが、そろそろ独立系もやってみたいと思います。

機材の確認
・ソーラーチャージコントローラー Tracer-1210RN + MT-5
 型は古いが実績のあるMPPTチャージコントローラーです。パネル入力電圧は100Vまで対応していますが、10A容量となります。12V系で120W、24V系で240W以下のパネルが推奨されています。
・バッテリ 12V 17Ah × 2個
 APC SmartUPS1500のバッテリです。古くなったのと、UPSは待機電力が大きいので独立系に転用です。ラジコンで使い慣れたXT60コネクタに換装済みです。
既に直列の真ん中にヒューズが入っていますが、念のためこちらでも保護します。15AのDCヒューズ(24V×15A=360W)としました。UPS時代は1000W(41A)も流れていたはずです。余生はまったりお過ごしください。

あとは太陽光パネルと接続するだけなのですが、鉛バッテリ(シールドタイプ)はバッテリ容量の1/10以下で充電する必要があるので、

 17Ah⇒1.7A 最大充電電流
 1.7A×30V  ⇒ 50W程度のパネルが適正

となります。

試しに曇り空で100W程度に落ちた状態のパネルを接続したところ軽く2Aを超えてくれました。Tracerの設定でバッテリ容量の項目があるので電流制限してくれるかもと淡い期待を持っていたのですが駄目のようです。

そこで、普段使っていない、BigBlue28Wと昇圧コンバーターで30Vを作成し供給することにします。設置条件が厳しく発電量が少ないため毎日使うことは出来ませんが、緊急時の備蓄&定期的な利用として使えそうです。

2016年12月3日土曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 11月実績

ベランダ設置の300Wパネルで待機電力をカバーしています。

新GTI導入後初の月次報告です。当初発生していた発電途切れも解決し安定しています。前回のGTIの倍以上しますから価格相応といったところでしょうか。

GTIの夜間消費が0.05Wh/日ありますが、交換により4%ほど発電量が増加しているようです。(発電量と日射量を昨年と比較し算出)

総発電量 13.64KWh

日射量との関係(10日毎に色を青→黄→赤と変えています。)

11月実績

新潟の11月はこんなもんでしょう。平年よりは良さそうな感じ。

総発電量 679KWh

1KWあたり発電量 54.06KWh、1日平均発電量1.80KWh
日照時間(羽茂)は平年比 123.2%、新潟市の日射量は平年比 112.8%となっています。

新潟市日射量

発電量推移


パワコンの動作状況
7~17時の1時間毎発電量を元にパワコンの稼働率を求め、累積グラフにしました。
 1号発電所 最大 75% 平均  18.9%
 2号発電所 最大 85% 平均  25.7% 最大発電 0時間

2016年11月25日金曜日

SUN-1000GTIL2-LCD バッテリディスチャージモードを試す

新しいバージョンが手に入ったのでテストしてみました。

追加されたのは2つ、

 ・Bat or solar limit Current Mode
   DC電流を設定値以下に制限する。

 ・Bat or solar limit Power Mode
   AC電力を設定値以下に制限する。

通常は22Vから送電を開始しますが、開始電圧を指定できます。

今回は、Limit Power Modeを使ってみます。

上記画面では27V、30Wですが、24Vバッテリ時の動作を確認したいため24Vに変更しました。

使ってみると分かりますが、同じ24Vでも動作が異なります。

24→25V 送電開始
24→23V 送電停止


ワットチェッカ:DCケーブル、テスタ:GTI DC端子電圧を測定しています。
GTI制限値は30Wなのですが40W近く出力しています。出力は安定しているので、制限事態は正常に機能しているようです。

こうやってみると色々応用が出来そうです。

2016年11月22日火曜日

EasyWordMall DC-DC 3.5-30V LTC1871 赤色 昇圧 コンバータ 100W ブースト 電源モジュール

BigBlue 28W ソーラーチャージャー を改造してみた」向けに購入してみました。

電圧計付で入出力電圧を確認できます。

仕様は、
入力電圧範囲:3.5V-30V  入力電流:6A(MAX:10A)
出力電圧範囲:3.5V-30V  出力電力:100W(MAX)

BigBlue28WがVoc7.2V、Vmp6.0Vなので、相性も良さそうです。最低電圧で張り付いたとしても

3.5V×6A = 21W(Max 35W)

なので安心です。

設定は、Tracer充電電圧+2Vの入力電圧が必要なので30Vとしました。設定範囲ギリギリですが、使われているLTC1871チップの動作範囲は2.5~36Vなので大丈夫でしょう。

実際に使ってみたところ、
  0~ 2W  3.2~3.3V
  2~ 5W  3.3~3.4V
  5~10W 3.4~3.5V
 10~15W 3.5~3.6V
 15~20W 未測定

出力側で最大14.5W、入力電圧3.5Vとなりました。チップの諸元で出力0.5A時の変換効率は85~90%です。ベランダに吊り下げて実験しましたので、11時の実面積は84%で有効パネル容量23.5W。
その他損失を10%、チップ変換効率を85~90%とすると、期待発電量18.0~19.0W。

入力電圧が6V⇒3.5によって3.5~4.5Wの損失が発生していると考えられます。

コンバーターの発熱はどうでしょうか?
LTC1871はグレードが数種類あるようなので、最低品質のLTC1871Eの動作温度範囲は -40~85℃、接合部温度 125℃とあります。

パッと見、コイルが発熱しているだけで、変換チップはそんなに発熱していないように見えますので、冬場は問題ないと考えられます。夏場はちょっと怪しいかな。



10Wパネルだと機器の損失でほとんど充電できませんでしたが、これならそこそこ充電できるのでメインのパネルをGTIに振り向けられます。良かった(^^♪

2016年11月19日土曜日

SUN-1000GTIL2-LCD リミッタ機能を使ってみた

リミッタ機能をもった機種を購入したのに、分電盤までの工事が面倒で使っていません。折角なので実験環境を作成しテストしてみました。

設定は簡単で、本体の「Limit Mode」と「Internal Limiter」にチェックを入れるだけ。
CTセンサーは本体裏面のInternal端子に接続し、受電側の方端子に取り付けます。
リミッタ機能を有効にすると、AC電圧の下に電力会社から受電している電力が表示されます。

 CTセンサには向きがあって、ここでマイナス表示になる場合は取り付けが反対です。
本来であればCTセンサを反対にするのですが、GTIのコンセントをひっくり返すことによっても同様の効果があります。逆に再取り付けの際は注意が必要です。

※※ 注意 ※※
太陽光パネルではなくバッテリを接続する場合は、負荷を接続し必ずプラス表示になることを確認してください。バッテリを繋いだとたん1000Wまで出力が上がってしまい、バッテリを痛める可能性があります。
 バッテリ対応の場合は、最大放電量を指定できるので最初は低めに設定しましょう。

接続構成は、 

小容量のバッテリなので、負荷は半田コテ(クイック機能で100W程度)に抑え、待機~小電力運用時の動作を確認します。
結果は大成功! 負荷の変動に合わせてGTIから電力を供給出来ています。これによりバッテリを介して独立系とGTIの連携運用が可能になります。

残念ながら今のバッテリでは容量が少ないため、300Wパネルを接続することが出来ませんが、そのうち試してみたいと思います。

追記
実際に分電盤に接続して実験してみました。
https://nekosoftsolar.blogspot.com/2017/06/sun-1000gtil2-lcd_18.html

2016年11月17日木曜日

SUN-1000GTIL2-LCD 再度動作確認

本日は晴天なり。今日のこの発電状況なら問題ないですね。良かった^^;

全天日射量 12.95 MJ/m2 日照時間 9.6h

2016年11月16日水曜日

SUN-1000GTIL2-LCD 内部写真

時間が取れたので分解してみました。

・ネジ8本で蓋が取れます。中身は結構ごちゃごちゃしている感じ。

・液晶基板、バックアップ用電池が付いています。単なる液晶基板ではなさそう。

・本体基板左上には増設基板が乗っかっていて、LCD、リミッタ用CTセンサが繋がっています。

・ACコネクタ側、コンセントに繋ぐと、この回路の青色LEDが点灯します。

・横から見た様子、トランスの下に何やらあります。足が2本なのでダイオードっぽいです。反対側も同様です。

・灰色のとか青色の箱が並んでいます。なんだろう。

・灰色の大きいのはノイズフィルタなのかな?

・内部CTセンサからきたケーブルは増設基板の下に入っています。

・斜めからのショット。PowerFETっぽいのが5個、表裏に張り付いています。上には温度センサーが乗っかってます。
・内蔵ファンを正面から。辛うじて塞いではいないが、若干冷却効率に疑問が残る。


2016年11月13日日曜日

SUN-1000GTIL2-LCD 安定稼働に向けた調整

前回の問題点を解決するべく設置の見直しを行います。

おかげさまで、昨日同様晴天に恵まれました。(全天日射量 13.05⇒12.57MJ/m2)

改善1 パソコンノイズから遠ざけてみる
 【前】 壁コンセントから5mの延長タップを伸ばし、そこからGTIとパソコン関連に2分岐
        ↓
 【後】 GTIを直接壁コンセントに接続

改善2 本体を水平設置から少し傾けた状態に変更する
 以前のGTIでも行っていましたが、少し傾けることで自然対流を促進します。


さて、効果はあったのでしょうか・・・・
 
送電
停止
ファン
回転
コメント
9時
2回 2回  
10時
9回 4回  
11時
23回 0回 11:00 本体設置角度 0⇒14°
12時
9回 0回 10分位までは頻発したが、それ以降は0件
13時
1回 0回 13:15まで監視

テレビを見ながらカウントしていたので多少の見落としがあると思いますが、送電停止はかなり収まりました。ファン回転は気温が上がったため幾分頻度が増加していましたが、11:00に0⇒14°に角度をつけたことにより発生しなくなりました。


今後の対策
 送電停止はお昼前に増加し、その後50分間発生しなかったことから、パソコンノイズの影響はそもそも無かったのか「改善1」で解決したと考えられます。更なる改善となるとフェライトコアやノイズフィルタ挿入となります。時間帯からして調理機器の影響と考えられますが、効果があるのか不明です。今日くらいの落ち込みなら見逃してもいい気もしますが、引き続き試していきたいと思います。

追記 大事なノイズ源を忘れていました。独立系のDC-DCコンバーターです。通常時は50WパネルからTracer経由でバッテリを充電していますが、休みになるとモバイル用の太陽光パネルを昇圧してバッテリに入れています。そういえば発生時間帯と一致しているような・・・・。

【おまけ】 送電停止が発電量に与える影響について
REX-ecoのグラフはこちら。GTIが停止すると3W消費するので停止の頻度が分かります。

発電状況。たったこれだけの停止ですが、回数が多いので発電への影響は甚大です。昨日は27%、今日は15%も低下しています。(※昨日の9時の段差は250⇒300Wによるものです。)