2019年5月21日火曜日

3S 80A Smart-BMS のセル数を変更してみた

今までリチウムイオンバッテリで12Vシステムを組む時は3Sが最適と考えていましたが、LEV50-4を使ったリチウムシステムのようにインバータに特化させると十分使えることが分かりました。

とは言うものの、3セル、4セル別々にBMSを購入するのはもったいないので、以前紹介した 3S 80A Smart-BMS のセル数変更方法を紹介します。

こちらのBMS、型番 LH-SP05S002 や、バランスコネクタを見てお分かりの様に、もともとは5セル仕様の製品です。

裏面から見ると3セルではBC2~4が繋がっています。
4セルにするにはBC2を切り離し、BC3~4を繋ぎます。
※写真汚くてすいません。保護剤が邪魔してハンダのノリが悪いです。

あとはPC設定ツールからセル数(PackNum)を3から4に変更すれば完了です。

ということで、実践編としてLEV50で4Sシステムを組んでみました。
バランスケーブルを配線して、
BMS周りを配線して完了。固定方法はそのうち考えます ^^;

2019年5月18日土曜日

Active Equalizer 1A Balance 2S ~ 24S BMS OK-BIA24S 部品確認

ハード紹介はこちらで行っていますが、細かな部分について調べてみました。

☆表面
拡大A
・HC595 TX421SQ
 74HC595だとしたら8ビットシフトレジスタ
・LNK364DK 6L994A
 LinkSwitch-XT Family 電源用スイッチIC
・EL 357L C836
 フォトカプラ

拡大B
・EL 357L C836
 フォトカプラ
・HY1210 FA154J49G
 MOS-FET

拡大C
・KAMCAP S0075 2.7V
 スーパーキャパシタ
・P30T12G 1GKM3
 N-Channel Power MOSFET
・NCE3080K 2PKN3
 N-Channel Power MOSFET
・????1840
 不明
・NCE0110AS CHG1
 N-Channel Power MOSFET

☆裏面
拡大A
・?????802
 不明
・STM32 F103C8T6 GQ23J
 マイコン
・HC595 TX421SQ
 74HC595だとしたら8ビットシフトレジスタ
・NCE0110AS CHG1
 N-Channel Power MOSFET

Active Equalizer 1A Balance 2S ~ 24S BMS OK-BIA24S 使ってみた

前回の商品紹介に続き、動作検証をしてみました。

テスト環境はこちら、LEV50 4直列、BMSへは別電源で45V供給しています。

この状態でスマホアプリを開くと、1~4セルの電圧及びバランスケーブルの抵抗値が出ます。このまま動きそうなんですけど、設定値と実際のセル数が合わない「Cell count is not equal to setting」とエラーが出ており、BalanceのスイッチをいれてもWaitingのまま進みませんので、設定画面でCell Countを4に変更します。
 ⇒  ⇒ 

設定項目ですが、
・Cell Count:設定範囲 2~24S
 4(設定値)セルバッテリとして認識させる。
・Recognise Cell Volt:設定範囲 0.5~2.0V
 1.0V(設定値)以上あるセルをバッテリとして認識する。
・Trigger Diff Volt:設定範囲 0.002~1.000V
 セル間の電圧差が0.002V(設定値)以上ある場合はバランスを行う。
・Max Balance Current:設定範囲 0.1~1.0A
 バランス電流 最大1.0A(設定値)
・Power Off Volt:設定範囲 2.0~3.2V
 最大セル電圧が3.0V(設定値)を下回ったらBMS停止、回復で復帰。
・ADC Vref:設定範囲 2.8~3.2V
  測定基準となる電圧 2.890V(設定値)
  ※BMSに表示される電圧が正しくなるように調整する。

勘違いしている部分もあるかと思いますので、違っていたら教えてください。

もともとバランスの取れたバッテリなのであっという間に完了してしまったので、試しに18650電池で1セル追加し実験継続。しっかり電気が流れてますね。
別の実験として、直列ではなく、単純に6セルの場所に電池を接続してみました。
認識しますが、BMS設定と一致しないのでバランス動作は機能しません。
 
最後に動作音ですが・・・・・。
キーンではないですが、ジーーーって感じで少しやな感じです。
とはいうものの、充電器よりは圧倒的に静かなので、バッテリを組む際のバランス調整として活躍してくれそうです。

追記
・電源の動作範囲について検証してみました。
 この辺は個体差になると思いますが、自分のは21.V以下で停止を確認しました。
仮に22Vとすれば、8Sくらいならそのまま使えそうです。

2019年5月16日木曜日

Active Equalizer 1A Balance 2S ~ 24S BMS OK-BIA24S 買ってみた

以前インバータタイプのアクティブバランサを購入しましたが、変換周波数が低すぎて耳障りな音に幻滅し手放しています。

注文は昨年の12月だったんですが、紆余曲折して気が付けば5月。まぁ中華あるあるですね ^^;
当初リレーを使っていたようでしたが、リニューアルしてFETに置き換わっています。
変な音はしないということで購入しましたが、動かすまでは安心できません。

外観はこんなで、しっかりしたケースに収まっているので、このまま使えそう。
中身はこちら、表裏にびっしり部品が実装されています。上部にどでかいコンデンサが付いており、この部品を通じでバランスを取るようです。
裏面にはBluetoothのサブ基板が付いています。そう、これスマホと接続できるんです。
24S Active Balancerなので、通常はこのように24個バッテリを繋いで使います。
特筆すべきは2~24Sに対応していることです。こんな感じで20Sでも使えます。
残念ながら電源部が40~100Vとなっているため、電圧が足りない組み合わせでは別電源が必要となります。
とりあえず電源だけ入れてみました。
0.01~0.02Aなので0.457~0.914W
スマホアプリはandroid、iOSに対応しています。
 
続きはテスト環境が出来てからのお楽しみ ^^;

正式な型番は不明なんですが、OK-BIA24Sで検索すると出てくるので、きっとこれだろう。
Active balance, energy transfer Support 12S to 24S , wide range.

Real-time, active, energy transfer equalization, after the equilibrium, the monomer pressure difference ≤ 3mV

Monomer voltage range 1V-5V, accuracy ±5mV
Support: Li-ion, Lipo, Lifepo4, LTO, super capacitors and other batteries
The equalization current is independently set within 0.1A-1A, independent of the cell voltage drop
Support balanced cascading for 24 series battery packs
Bluetooth communication function, English version of APP, real-time view of battery status
Balanced line resistance detection, abnormality found in advance
No external power supply required, direct battery pack power supply, 40V-100V
Low voltage shutdown function to prevent battery damage
Size: 130mm*87*20mm
Power consumption: equalization state 10mA@100V, unbalanced state 6mA@100V,

AliExpress.com Product - eBike Bluetooth Lithium Battery Protection Board Active Equalizer 1A Balance 12S ~ 24S BMS Li-ion Lipo Lifepo4 LTO Balancer APP

2019年5月13日月曜日

リワークステーション YAOGONG 996D 導入してみた

 既にヒートガン HDG200 evolution 1400Wを所有していますが、電子部品のスポット的用途には使い勝手が良くありません。
 ノズルで細くする方法も検討しましたが、風速を上げないとヒーターを破損する恐れもあることから、リワークステーション YAOGONG 996D となりました。

 届いた商品がこちら、ヒートガンと半田コテがセットになっており、3サイズのノズルと6種類の小手先が付属しています。
  

ノズルサイズを比較するとこんな感じ、

運が悪いのか分かりませんが、2点不具合が見つかりました。

☆1個目 ノズルの中央が錆びている
 高温になる部分なので、動作テスト後の保管で錆びてしまったのでしょうか?
最初は下の状態でしたが、試運転後が上の写真です。少し錆が黒くなってきました。
動作的には問題なさそうですし、返品も面倒なのでこのまま使いたいと思います。
錆の原因は不明ですが、素材が原因であればどのみちこうなりますからね ^^;

☆2個目 表示パネルがズレている
 このように下の文字が半分欠けています。これは納得できないので修理します。
バックライトが少しズレていましたので調整しました。これなら許容範囲。

 ついでに撮影した写真はこちら、配線はやっぱり中華クオリティです。気が向いたら治したいと思います。

最後にテストでチップ部品を外してみました。
 エアーの設定 300℃ 送風最低
思いのほか簡単に取ることが出来ました。簡単なリフロー作業なら十分こなせそうです。

追記
 エアーガン部 約400W
 半田コテ部  約100W
   ※直ぐに温度が上がるため、実際のワット数は不明。メーカーHPを見ると50Wかな?

2019年5月11日土曜日

SUN-1000GTIL2-WIFI LCD Wi-Fi Port(Stick Logger) 設定について

Wi-Fi Port(Stick Logger LSW-3)の紹介に続き、設定編です。

設定概要
・このアダプタはRS485に接続された機器をWi-Fiを経由してインターネット上のサーバーに接続する機器です。

先ずはLEDの説明から、
 READY:消灯(異常)、1秒点滅(正常)、高速点滅(工場初期化中)
 COM :消灯(Inverter未接続)、点灯(Inverter接続済)、点滅(通信中)
 NET  :消灯(Wi-Fi未接続)、1秒点滅(Wi-Fi接続済)、点灯(Cloud接続済)
     、高速点滅(ネットワーク設定モード)

☆スマホから設定する場合
【1】設定アプリのダウンロード
  Android、iOSの場合はアプリが必要なのですが、iOSで検索したら同じ名前で2個出てきました。右のアイコンが正解です^^;
 
【2】アカウント作成
 アプリを開くとログイン画面が出ますので、Registerをクリックしユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力してアカウントを作成します。
【3】発電所(プラント)の登録
 Homeから+をクリックすると読込み画面になりますので、アダプタに貼られているQRコードをスキャンしてください。どう対処したか忘れたのですが、最初右の画面が出たので、再表示なしをチェックし真ん中の選択肢で進んだような気がします。
  
プラントの情報を設定し、アプリ上の名前を決めます。
情報は適当でいいと思いますが、Capacity(kW)は%表示に影響しますので設定をお勧めします。
【4】プラントのアダプタ設定
 ホーム画面に作成したプラントが表示されるので選択。DeviceのConnectを押すと設定するアダプタのSN番号が表示されますので選択します。無い場合はScanして下さい。
   
下記画面が出るので、アダプタのボタンを1秒押してWi-Fi設定モードにします。
 参考 5秒押し:再起動、10秒押し:工場初期化
スマホがWi-Fiに接続されていれば SSIDは自動的に入力されます。
Wi-Fi パスワードを入力し「Start rapid configration」を押します。
細かな説明が出てきますが、進めてください。
 
正常であれば左、失敗すれば右の画面が出ます。
自分の失敗例なんですけど、5GHzは非対応なので2.4GHzであることを確認
 
アダプタがWiFiに接続すればNETが点灯します。
【5】データ確認
 スマホアプリでInverterとLoggerがOnlineになっていることを確認します。
 ※ アダプタからは5分間隔でデータが送信されています。
 

☆パソコンから設定する場合
 スマホアプリ同様にWeb画面からアカウント作成⇒プラント登録まで済ませます
 アダプタ設定はアダプタの初期Wi-Fi AP_xxxxxxに接続後ブラウザで設定します。
 アドレス 10.10.100.254
 ID,Pass admin,admin
 設定はWizardからWi-Fi情報を入れると楽です。