2019年3月31日日曜日

LEV50-4 の使い方について ACインバータ関連

LEV50-4はこんな感じ
中身はLEV50が4個直列接続されているだけで、中のコントロール基板(CMU)はバッテリ情報の取得とセルバランスのみとシンプルな構成で、過放電・過充電は別途管理が必要です。
LEV50の仕様はこちらで掲載したように
 ・動作範囲 2.75~4.1V
 ・充電電圧上限
    連続充電 4.1V
    60mS   4.2V

LEV50-4そのものには遮断機能が無いので、連続充電の4.1Vを採用し2.75~4.1Vで11.0~16.4Vがユニット全体の電圧範囲となります。

よくリチウムイオン電池には3Sがいいのか4Sがいいのかといった議論がありますが、バッテリの種類や使う機器で変わりますので深く議論しても意味がありません。

LEV50の放電特性にACインバータの電圧範囲を重ねたのがこちらです。
マンガン酸リチウムイオン電池は三元系よりも電圧が高めに推移するので、一般的なインバータだと使える部分が少なくなり、3Sの方が適しています。
3Sの欠点は、「LEV40 3S 12Vシステム 放電テスト 失敗編」の様に電力が大きくなると電圧降下でほとんど使えなくなってしまうことです。

むしろ、最近はDENRYO DIAsine GD300やSP-1500のようなワイドタイプのインバータが増えていますので、新規に構築する場合は4Sの方がいいのかもしれません。

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