2020年7月25日土曜日

LEV40 13S 48Vシステム プチ改善

以前作成した物はUSBコネクタの固定で苦労しましたので、レイアウトを変更し作りやすくしてみました。
中はこんな感じで、部品の固定も簡単に出来るようになりました。
リーフバッテリ14Sと並べると少し体積効率が落ちますが、この薄さが活きる場面もあるかも。(*´ω`*)


いつものGTIによるAC 500W放電テスト。
セル電圧ではなくパッケージ電圧でBMSが停止してしまったのでワット計のデータが飛んでしまいました ( ;∀;)
BMSのログから、放電容量は28Ah
48Vから急に落ち込むので、手前での停止が好ましい。
GTIにてACに1.2KWh供給出来ました。
変換効率が83%なので、1.4KWh程度の容量がありそうです。

2020年7月21日火曜日

【故障修理】DENRYO CR-6 12V用

こちらもヤフオクで購入してみました。

出品者のコメントは、
『SK1500-112のインバータで使用していたのですが、電源が入らなくなり使用できなくなりました。』

では、基板を確認してみましょう。
一見するとICが変色しているように見えますが、コート剤が変色しているだけです。
特に目立った焼損はなし。
基板の配線を確認、

ダイオードや抵抗などを確認するも、特に問題なし。
動作確認したいのですが、手元に12Vインバータがありません。
24Vインバータはありますが、この「ONLY FOR 12VDC」ってのが気になります。^^;
マニュアルを確認すると、なんとなく12Vと24Vは同じではないかと思えてきました。
念のため、手持ちのCOTEK CR-6 24Vと比べたところ、多少の部品の違いはあれど抵抗とか同じ。動くかも!

最初はピクリともしませんでしたが、何度がボタンを押しているとピッ!
動きました。それも電圧表示もしっかりしています。12 ⇒ 24Vで合っています。

スイッチ故障なので、交換して完了です。
該当品は6×6×8
 
追記
スイッチの故障原因の確認と言う事で、分解してみました。
接点が錆びているのが確認できます。

2020年7月14日火曜日

【故障修理ならず】未来舎 POWERTITE FI-S3003 48V 3000W

こちらもヤフオクで手に入れました。
未来舎 POWERTITE FI-S3003 48V 3000W
 
出品者コメントは、
・動作未確認のためジャンク出品。
とのこと。

ヤフオクで動作未確認と言えば、大概壊れています。 (*´ω`*)

さて、後ろはどうかな? ヤバいくらいにピカピカ!
さて、中身は・・・
こちらも、ピカピカ。
しいて言えば、固定用のシーリング材の付け直しが見られるくらい。
初期不良のメーカー修理上がり品かな?

そういえば鍵がないけど、それで動作確認出来なかったのかな?






そんな都合のいいことを考えながら電源を入れると・・・
動いちゃいました! (≧▽≦)

【故障修理】DENRYO SK-1000-124 24V 1000W 現状確認

ヤフオクで面白そうなものがあったので落札してみました。

DENRYO SK-1000-124 24V 1000W
 
出品者コメントは、
・電源入らず。
とのこと。

そこそこ綺麗だが全体に油のようなヌルヌルがあり、後部ファン付近には液状のまま存在しています。少なくとも水ではなさそう^^;

そして、決定打はこれ、白い粉上のものがあり、アルミが腐食しています。
インバ沼の師匠がいっていた、怪しい粉ってこのことなのかな??
以前の話では水分を含むと透明な液体になるそうなので、ケースは中性洗剤で水洗い基板はアルコールで洗浄しました。

さて、綺麗になったところでゆっくり現状確認しましょう。

見てすぐに分かるように、前持ち主の方の修理痕がそこかしこに見られます。
IGBT、FETはいつもの配置。
IGBT、FETはショート等の目立った故障は見られず。
IGBT ST GW20NC60VD(データシート) N-CHANNEL 30A - 600V
FET  ・・・ 適当に写真とったので読めないや ^^;
トランス、コイル側、
ヒューズは正常
基板周辺のパターンは剥離しており、ジャンパで無理やり繋いでいる。
この線はパターンごと撤去。
実は反対側も結構やられている。この機種ファン吹き込み口が弱いんですよね。
色が変わっている部分は錆が入っているので、剥がし半田メッキ。
配線は裏面で飛ばし。
この修復で気づいたのですが、先ほどの裏面も錆びてますね。
なんとか繋がっていますが、念のため心線を追加し修復。
制御基板は目立った破損は見られず。

その他部品も問題なし。
 
 
さて、動くかな・・・・
残念ながらピクリとも動かず。


気を取り直して基板を眺めていると、黒い点を発見!
擦ってみると、はやり断線していました。勝ったなニヤリ (^^♪
先ほどと同様に、心線をいれて修復。
と言う事で、再チャレンジ!
100V キター(≧▽≦)
電圧を振ってみましたがLED正常。
無負荷で14W。とりあえず30W負荷で連続テストしてみるかな。
 

2020年7月12日日曜日

【故障修理】JUNTEK Power Mater その2

前回に続き本体側の修理をしていきたいと思います。

【1】左上 モニタ ⇒ マイコン破損のため修理不可
 12V入力を逆接し破損。
【2】左下 ワット計主装置
 通電したまま、ボルトを外したところ、下部基板に接触しショート。
【3】右下 ワット計主装置
 初期不良にて0表示

【3】初期不良が簡単かと思い、電源を供給するがなんか変( ゚Д゚)
外からみても分からないので、メイン基板をチェックします。

下が【2】短絡故障、上が【3】初期不良
目視ではバターン焼損以外は特に問題なし。
チップ抵抗を実装のまま確認するとR10、R11が異なっています。
こういう時に比較できる対象があると楽です。
焼損部に関しては断線1ヶ所、ダイオードの短絡を確認。
短絡の起点であるトランジスタは奇跡的にも正常
 
 
こうなると、【2】短絡故障は
 配線パターン、ダイオードの交換
で直りそうです。

上段基板の修復
下段基板の修復
仮組して動作を確認。もう少しです。
本組して動作確認。概ねいい値が出ているので、校正はせずに済みそうです。

続いて、【3】初期不良 基板
R10,R11を試しに外してみると、抵抗としては正常
逆に基板面が100Ωとなっていることが分かりました。
ラインを辿っていくと、マイコンへ。外してみると復旧。修復不能です( ;∀;)
ちなみに、マイコンは型番不明。

マイコン周辺の配線
結果として短絡した本体しか修理できませんでしたが、色々勉強になりました。

今回使った便利ツールはこちら、
 

追記
インバ沼の師匠から色々情報を頂きましたのでメモしときます。