2020年7月12日日曜日

【故障修理】JUNTEK Power Mater その2

前回に続き本体側の修理をしていきたいと思います。

【1】左上 モニタ ⇒ マイコン破損のため修理不可
 12V入力を逆接し破損。
【2】左下 ワット計主装置
 通電したまま、ボルトを外したところ、下部基板に接触しショート。
【3】右下 ワット計主装置
 初期不良にて0表示

【3】初期不良が簡単かと思い、電源を供給するがなんか変( ゚Д゚)
外からみても分からないので、メイン基板をチェックします。

下が【2】短絡故障、上が【3】初期不良
目視ではバターン焼損以外は特に問題なし。
チップ抵抗を実装のまま確認するとR10、R11が異なっています。
こういう時に比較できる対象があると楽です。
焼損部に関しては断線1ヶ所、ダイオードの短絡を確認。
短絡の起点であるトランジスタは奇跡的にも正常
 
 
こうなると、【2】短絡故障は
 配線パターン、ダイオードの交換
で直りそうです。

上段基板の修復
下段基板の修復
仮組して動作を確認。もう少しです。
本組して動作確認。概ねいい値が出ているので、校正はせずに済みそうです。

続いて、【3】初期不良 基板
R10,R11を試しに外してみると、抵抗としては正常
逆に基板面が100Ωとなっていることが分かりました。
ラインを辿っていくと、マイコンへ。外してみると復旧。修復不能です( ;∀;)
ちなみに、マイコンは型番不明。

マイコン周辺の配線
結果として短絡した本体しか修理できませんでしたが、色々勉強になりました。

今回使った便利ツールはこちら、
 

追記
インバ沼の師匠から色々情報を頂きましたのでメモしときます。
 

2 件のコメント:

  1. にゃんた発電所さんの記事のおかげで、ウチもダイオード交換でJUNTEKが復活しました。ありがとうございます。この記事を拙ブログで紹介させていただきました。
    http://cogiehiacecamp.blog.fc2.com/blog-entry-446.html

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    1. 復活おめでとうございます。無理かと思ったものが復活するのは嬉しいものです。

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