2018年3月24日土曜日

【話題】LEV40 3S 100A BMSシステム

LEV40を使ったシステムとしては、24Vシステムである「LEV40 7S 60A BMS」がお気に入りですが、12Vシステムも欲しいので作ってみました。

使ったBMSはこちら、
主な仕様は、
 ・100A
 ・過充電保護 4.28V、4.08V回復
 ・過放電保護 2.9V、3.0回復

今までのBMSと違いカスタマイズ出来ませんが、充電電圧を12.6V以下に気を付けるだけで、放電に関しては一般的な12Vインバータは10.5Vで停止するので、1S 3.5Vと問題なし。

7Sバッテリ同様に製作していきます。
8Sバッテリを半分にカットした状態です。
12V 300Wインバータで実験開始です。
このインバータは10.7Vでアラームが鳴るので、ここで停止。38Ah放電出来ました。
その後、RC用充電器で放電し2.9Vでバッテリが切り離されることを確認しました。
その後直接バッテリを充電しましたが3.0Vを超えても復帰せず、一度バッテリ端子を外したら出力が復帰しました。これが仕様かは不明ですが、少し気になるところです。

2018年3月18日日曜日

【話題】長州産業 ソラトモ 更に分解してみた

修理に成功した蓄電池ユニットですが、せっかくなので更に分解してみました。
というか、こちらが本来の目的です。キッパリ  ^^;

先ずは制御ユニット側、
一番目立つ基盤ですが、制御チップと電流センサがある程度です。
先ほどの基板の下にはなにやら別基盤が・・・、
プリント内容から、先ほどの基板に12Vを供給するためのDC-DC基板のようです。ブレーカの後段に接続されているので、ヒューズが切れると動作しなくなります。

以上から、蓄電池ユニット単独としてはデータ収集とメンテ用の回路遮断機能くらいしかなさそうです。

次にバッテリ部分です。先ほどのユニットを外すと見えてきます。
バッテリユニットが上段2個、下段2個あり、それぞれ直列に接続されています。
バッテリユニットを取り出すには側面パネルを外す必要があります。

試しに1個取り出してみました。
カバーを外すと、コントローラ基板があります。LEV40-8同様にセルバランスと温度センサのみで、共通バスでバッテリ情報を送信する仕組みになっています。
バッテリは14Sであることから、3.0~4.2Vのバッテリであることが分かりました。
小型化のため、制御基板はバッテリに直接繋がっています。温度センサは1個。
バッテリパックの形状はリーフバッテリに近いものが使われています。LG電子のマークがあるので、残念ながらそれ以上の記載がないので想像ですが、同様にマンガン酸リチウムかもしれません。

全体的な感想ですが、家庭向け蓄電池なので設計電流が低く、配線も簡易になっています。100Vシステムであれば問題ありませんが、上記バッテリユニット単体で使う際は許容電流で苦労しそうです。

ぱっと見は問題なさそうですが、引き続き調査していきたいと思います。

2018年3月17日土曜日

【話題】長州産業 ソラトモ 分解してみた

前回紹介した6.4KWh 蓄電池ユニットは訳アリ商品で電圧が出ません。

さて、分解してみますか・・・・。

ここまでは普通にアクセスできる部分。ブレーカと信号端子、バッテリ出力端子があります。
では、ダークサイドへ入ってみましょう。実はメーカーバッテリの分解記事は殆どありません。自分もこれを購入する際に探しましたが、見つかりませんでした。

需要がないのでしょうが、初めての掲載というのは嬉しいものです。
たとえ、ゴミになったとしても本望です・・・。いや、ダメです。電圧キテクレ!
左下にバッテリからの端子が接続されています。ここに電気が・・・・
キタァーーー!!!
とりあえずゴミは回避です。新品リチウム電池ゲットです。
ここで疑問です。出品者は「過放電で使えなくなった」と説明していましたが、電圧範囲84~117.6Vですから、十分な残量です。もしかしたらショートさせたのかな??

問題のヒューズ
バッテリ一の+側にヒューズが接続されています。2系統あるので2個なのですが、両方とも切れていました。型番はPV-20A10F、20A 1000V、単価3500円もします。

とりあえず注文しますが、気が短いので手持ちのヒューズで代用します。動作確認なのでこれで十分です。
さて動くでしょうか?
電圧でました! インジケータはどうでしょう、
なおったのかな?

【話題】長州産業 ソラトモ 太陽光発電連携型蓄電システム CB-LMK64A

長州産業 ソラトモ  6.4KWh蓄電池ユニットのみですが訳あって入手できました。
写真だと小さく見えますが、 W406mm×H640mm×D165mm 約60kgあります。
詳しいところはメーカーページで見て頂くとして、
実際に使うときはDC-DCコンバータとパワコンが必要です。

物としてはオムロンの蓄電池システム KP-S-B64と同じもので、様々なメーカーにOEMされています。

んで、問題の訳アリなんですが・・・・・。

はい、スイッチを入れても電圧が出ません。インジケータも全く反応なし。

出品者のメッセージは、
「新品ですが、通電前に蓄電池のスイッチを入れてしまったため放電し起動しなくなってしまいました。」

説明通りに完全放電していたらゴミです。廃棄にも費用がかかります。

うぅぅむ、どうなることやら。

2018年3月14日水曜日

【話題】LEV40 7S 60A BMS

前回25A BMSを使って7Sバッテリを作成しましたが、それの60A BMS版です。
Bluetooth対応なのでスマホから色々確認できます。

こちらがBMSモジュールユニット。結構綺麗に作れたと思いますが、コネクタ部分はもう少し大きくしたいところです。
バッテリ間の配線をして。
完成です。


仕様
重さ 10.8Kg
縦175*横300*高125

追記
AliExpressのアフィリエイトを申請したので、リンクの実験です。自分が購入している店ではありませんが同様の商品だと思うので良かったら試してみてください。

AliExpress.com Product - 7 S 29,4 V li-ionen-akku smart Bluetooth BMS und PCB von 24 V 18650 Lithium-software BMS mit UART kommunikation 60A strom

2018年3月11日日曜日

【リーフバッテリDIY】20S システム リーフ横設置パーツ利活用編

リーフバッテリDIYでコツコツやっています。

72V 1500Wインバータが余ったのですが、マイナーな電圧なのでヤフオクで売る気にもなれず、余った部品でコツコツ作ることにしました。

20Sシステムについては過去に製作しているので、ブログに書くのはどうかなと思ったのですが、新たなオーナーが見つかったので備忘録として残すことにします。

過去記事にちらっと出ていたと思いますが、こちらが最終形態
リーフバッテリ後部の横置き金具を使っています。こちらの部分です。
24枚と比較すると一見可愛く見えますが、50Kgあるので動かすのはしんどいです。

単純にカットすればいいのですが、バッテリを固定する4本のボルトをどうにかしなければいけません。通常長ネジを使うのですが、ネジ部分がバッテリにひっかかるので、リーフ金具を切断しネジきりすることにしました。

 ネジ切りに利用するタップ&ダイスセット。ネジの修復にも使えるので、持っていると安心です。
こんな感じでネジ切りします。
棒状のものは固定が大変ですが、ナットを重ねて回らないようにします。
1本できました。残りも同様にします。
出来上がった金具で組み立てるとこうなります。単純に短くなっただけですけど^^;
裏側
配線します。左からS1~S20
配線を整えて
カバーを取り付けます。
BMS部分は既存の金具に板を現物合わせ。
BMSの配線、設定は過去記事と参考にしてみてください。BMS自体は8~24Sまで対応しているので非常に使いまわしが効きます。少しデカいですが、電流の余裕があるのでモーターとかにも使えそうです。

2018年3月6日火曜日

【話題】LEV40-8 を7S BMS付にしてみた

LEV40バッテリが手に入ったので、リーフバッテリでは実現できない7S 24Vシステムを作りたいと思います。

BMSはSP10S001-7S 25Aを使い、空きスペースに収めてみました。
スペース的に収まる端子が無かったため、マイナス端子は見送りし空中配線後テープで絶縁しています。

出来上がった実験システムがこちら。GTI本来の使い方ではありませんが、大量に放電させるのに非常に重宝しています^^;
放電量は20Aとしました。本来はBMSの能力いっぱいの25Aで試したいのですが、始動時のバタつきで落ちてしまうため少し下げています。
実際の電力計の読みは21.45A。終始安定して放電していました。
こちらは折り返し地点 23Ahの様子。
終盤に近付いてきました。
完了電圧3.5Vにて、1050Wh、39.7Ahとなりました。

メンテツール画面はこちら、満充電40Ahで設定していましたが、概ね電力計と一致しています。