2018年9月25日火曜日

【BMS】スマートBMS用 LCDスクリーンディスプレイ

LLT POWERのスマートBMSを確認するためにはパソコンスマホが必要でしたが、単体で確認出来るモニタがついに出ました。

メーカーの説明によると、
VDDの範囲は36-150Vとのこと。今回は23.7Vで動いたのですが、どうなんでしょう。
BMSからは信号のみで、電源は別から取るようにとあります。
消費量の問題かと思い測定してみると、
この位ならバッテリは余裕なので、試しにBMSからとったら画面がチラつきました。
制御ポートの電源電圧は11.2Vでしたので、3Sでの運用は厳しそうです。

接続模様はこんな感じ。基本中国語ですが、ほとんど違和感なく使えます。
メイン画面。
上下でメニュー画面
セル電圧
容量
温度
FETなど各種ステータス
プロテクション発生回数
未実装
車速関連

2018年9月8日土曜日

日産リーフ バッテリパック まとめ (未完成)

新製品が出るたびに諸元が削除されてしまうので、WiKi的にまとめてみました。

日産リーフのバッテリパックはBMSを内蔵し完全に独立した構成となっています。
海外では解析して使いこなしている方もおられます。
My nissan leaf.com

【ZAA-ZE0 2010.12(24KWh)】Rev.A(たぶんB.Cも)
 ☆バッテリユニット
. 構成 48モジュール(192セル)
  定格電圧 360V
  重量   304Kg

 ☆バッテリセル
. 定格容量  32.5 Ah
  公称電圧  3.75 V
  外形寸法  長さ 290 mm × 幅 216 mm × 厚さ x.x mm
  質量    787 g
  エネルギー密度 317 Wh/ℓ 157 Wh/kg
  正極    Mn + Ni
  負極    グラファイト


 ☆バッテリモジュール
. セル数   4
  構造    2並2直×1ユニット
  外形寸法  長さ 303mm(端子部or突起部を除く)
        幅 223mm × 高さ 35mm
  質量    3.8 kg

【ZAA-AZE0 2012.11(24KWh)】Rev.D~E
 ☆バッテリパック
. 構成 48モジュール(192セル)
  定格電圧 360V
  重量   273Kg

 ☆バッテリセル
. 定格容量  33.1Ah(0.3C)
  公称電圧  3.8 V
  外形寸法  長さ 290 mm × 幅 216 mm × 厚さ 7.1 mm
  質量    799 g
  エネルギー密度 xxx Wh/ℓ xxx Wh/kg
  正極    Mn + Ni
  負極    グラファイト

 ☆バッテリモジュール
. セル数   4
  構造    2並2直×1ユニット
  外形寸法  長さ 303mm(端子部or突起部を除く)
        幅 223mm × 高さ 35mm
  質量    3.8 kg

ZAA-AZE0 2015.12 (30KWh)】Rev.F
☆バッテリパック

  構成 24モジュール(192セル)
  定格電圧 360V
  重量   294Kg

 ☆バッテリセル
. 定格容量  4x.x Ah
  公称電圧  3.x V
  外形寸法  長さ 290mm × 幅 216mm × 厚さ 7.1mm
  質量    xxxg
  エネルギー密度 xxxWh/ℓ xxxWh/kg
  正極    
  負極    グラファイト

 ☆バッテリモジュール
. セル数   8
  構造    2並2直×2ユニット
  外形寸法  長さ xxx mm(端子部or突起部を除く)
        幅 xxx mm × 高さ xx mm
  質量    x.x kg

【ZAA-ZE1 2017.10 (40KWh)】Rev.G
☆バッテリパック
. 構成 24モジュール(192セル)
  定格電圧 350V
  重量   303Kg

 ☆バッテリセル
. 定格容量  56.3Ah
  公称電圧  3.65 V
  外形寸法  長さ 261mm × 幅 216mm × 厚さ 7.91mm
  質量    914g
  エネルギー密度 460Wh/ℓ 224Wh/kg
  正極    Ni + Mn + Co
  負極    グラファイト

電流値の記載がないので1Cと思われます。
 ☆バッテリモジュール

. セル数   8
  構造    2並2直×2ユニット
  外形寸法  長さ 300mm(端子部or突起部を除く)
        幅 222mm × 高さ 68mm
  質量    8.7 kg


【その他】
 ・18kWhのRev.1があるらしい

【ZAA-ZE1 2019.01 (62KWh)】Rev.?
☆バッテリパック
. 構成 3並列×可変モジュール(288セル)
  定格電圧 352.3V
  重量   439.7Kg

 ☆バッテリセル
. 定格容量  56.3Ah
  公称電圧  3.65 V
  外形寸法  長さ 261mm × 幅 216mm × 厚さ 7.91mm
  質量    914g
  エネルギー密度 460Wh/ℓ 224Wh/kg
  正極    Ni + Mn + Co
  負極    グラファイト
☆バッテリモジュール
. セル数   可変式モジュール
  構造    3並7直 4個、3並4直 8個、3並9直 4個
  外形寸法  長さ ???mm(端子部or突起部を除く)
        幅 ???mm × 高さ ???mm
  質量    ??? kg

2018年9月7日金曜日

【話題】三菱 i-MiEV LEV50 ユニット 容量確認してみました その2

前回は4.2V充電停止で実験しましたが、今回は4.1V充電(充電停止 0.5A)を試してみました。

充電器はこちらKX-210L。4.1V×8セルなので32.8V、5Aで充電しました。

放電は前回同様にGTIで20Aとし可能な限りメーカーの2.75Vに近づけてみたいと思います。過放電はバッテリによくないのですが、どのくらい差が出るのか気になったので一回限りの実験ということでチャレンジです。
結果としては、2.83Vまで放電し43Ah 残容量 86%となりました。
放電停止電圧3.3Vと2.8Vの差分は1~2Ah程度と思われるので、
  4.2V即時充電停止と4.1V0.5A充電停止の差分は4~5Ah
と考えられます。推測になりますが、4.1V充電は連続充電での条件なので、リチウムイオン電池が苦手とするトリクル充電による過充電を想定し本来の容量よりも余裕を持たせているのではないでしょうか?

今回の実験で4.1Vでも連続充電(トリクル充電)していると結構入ることが分かりました。普段使うBMSは設定電圧(4.20V)で充電停止、設定電圧(4.05V)で充電復活なので4.2V充電での運用も可能ですが、CMUを活用する場合などバッテリの両端電圧しか監視していない場合は4.1V充電が良さそうです。

2018年9月4日火曜日

【話題】三菱 i-MiEV LEV50 ユニット 容量確認してみました

中身も確認したことですから、最後は容量確認です。

はて、当たりかハズレか?

充電設定電圧については、4.1Vも考えましたが今まで同様に4.2V充電、3.3V放電停止とします。

実験環境は、LEV50-8にGTIを接続し20A定電流放電としました。

測定器は2種類用意しますが、どちらも精度は微妙です。
Whのクリアを忘れ、200Whくらいから始まってしまったので後で調整します。
こちらはリセットが掛かっていますので0スタートです。

CellLog8sで電圧を測定した結果はこちら、

電池容量 46~48Ah 残92%となりました。大当たりですね。

メーカー測定環境である、4.1V 定電圧3時間充電(0.5A充電完了)も時間が出来たら試してみたいと思います。

2018年9月3日月曜日

【話題】三菱 i-MiEV LEV50 ユニット 中身確認してみた

前回発掘した三菱 i-MiEVバッテリの確認です。

同じバッテリメーカーなので、アウトランダーPHEVのLEV40-8と同じに見えます。
ただ、LEV40とLEV50と型番同様に10Ahの容量差があり、長さ方向に延びています。
型番表記はLEV50だけです。
上蓋を外してみたらビックリ! 真ん中で分かれていますね。セルマネジメントユニット(CMU)は8セル用で、コネクタで延長されています。
試しに外して見ました。i-MiEVには8Sのユニットが10個。4Sのユニットが2個入っていますが、ベースは4Sのようです。これなら、以前作った3Sバッテリとか簡単に出来そうです。

サイズ 180*390*120
重量 15.6Kg

2018年9月2日日曜日

【話題】三菱 i-MiEV LEV50発掘してきました

リーフバッテリ、アウトランダーPHEVに続いてi-MiEVです。

 リーフ同様に、i-MiEVも2006年の初期モデルから中期モデルとも呼べるグレードMとグレードGが2011年に追加されています。MとGでバッテリメーカーが異なるのですが、今回はグレードGでアウトランダーPHEVと同じ系列となります。

届いた筐体はこちら、なんとフレームが樹脂で軽量化されています。リーフの24KWhとアウトランダーの12KWhとの中間の16KWですが、軽そうに見えます。
気になるバージョンはAです。Revが新しいとなんとなく嬉しいですが、重要なのは劣化不具合なので、半分は運かな ^^;
蓋は簡単に開けられます。空冷のみで、アウトランダーのような熱交換システムは入っていません。
取り出しの難易度は低いので、荷受けと廃棄物の処理さえなんとかなれば、丸ごと購入がお勧めです。