LEV40-8 CMUの信号を覗いてみたで分かったのですが、タイトルのようにCMUはバッテリ単体では動作しないことが分かりました。
単体で使用されている方は十分ご注意願います。
と煽りながら言うのもなんですが、この環境で特にトラブルがなかったのも事実。
恐らくバッテリが高品質で容量も大きいため、通常の使用範囲ではセルバランスが崩れることがほとんど発生しないためだと思われます。ただ、劣化したバッテリは思いのほかバランスが崩れますので過信は禁物です。
バッテリ単体で利用されている方は、定期的に電圧確認し、セルバランスが崩れている場合は使用を止めることをお勧めします。
CMUの動作について
LEV40、LEV50、SCiB AM01202のCMUは外部から12Vを受けて動くようです。
以下はSCiB AM01202のマニュアルから引用です。
バランス回路も含め、CMU全体は沈黙しています。
マニュアル通り、外部から+12Vを供給すると、CMU内の電圧レギュレータが動き出します。
バランス回路も定期的に動いていますが、殆ど電流は流れていません。
BMU、CMUの動作について(推測)
- BMU、CMUへの+12V供給でシステム起動。
BMUからCMUへバッテリ電圧確認コマンド派出。- CMUは定期的に、バランス状態、温度、セル電圧について報告。
- BMUはセル電圧を確認し、規定値以上に差分がある場合はセルバランスを指示。
この際に目標電圧を指定することで、CMUは指定電圧以上のセルを放電。 BMUは全てのCMUのバランスが停止したら、バランス完了とする。
※コマンドによる指示は一過性で、連続してバランスする場合はコマンド送信の継続が必要。
海外では有志が独自BMSを製作していますが、日本では手に入れづらいのでなんとか対策しないとですね。