2020年5月25日月曜日

【故障修理】DENRYO SK350-148 その2 オシロでの点検

前回までのあらすじ
・コイル鳴きではなく、ノイズが回路全体に回っている
IGBT 2個が少し発熱

制御基板周りを確認するため、邪魔な赤コーティングを剥がしました。
 
制御基板の+側、
 
+14V付近で安定しているが、動き出した途端ノイズの嵐。
一見細かなノイズだが、拡大すると結構触れている。
  
IGBT制御トランジスタ周辺
 
電源がボロボロの割にそこそこ綺麗な波形。
  
細かなノイズはプローブの取り出し方の問題でしょう。
 

昇圧用MOS-FET
DC入力をFET 2個組でドライブしている。
 
昇圧MOS-FET入力。
 
交互にトランスを駆動しているかと思いきや、同じタイミングで動いている。
  
昇圧MOS-FET出力。
 
こちらも同様
  
昇圧トランス出口。
 
手持ちの×10では画面に収まらない。(@_@;)
スクロールしてみると、問題ないレベル。
  
DC化後
この辺からノイズが目立ってきますね。
 
  
IGBT 下側 入力
 
ん、非動作期間にそこそこの入力が入っている。
  
  
IGBT 下側 出力
 
画面に収まらないので個別表示
  
  
  
  
IGBT 上側 1入力
 
  
  
IGBT 上側 2入力
 
  
  
IGBT 上側 1出力
 
  
  
IGBT 上側 2出力
  
  
IGBT 出力
 
これがコイルで平滑化されると正弦波になる。
少し髭が出ているので、機器によってはよくなかも。
 
IGBTトライブ用フォトカプラ 出力側電源
ノイズ対策で104コンデンサが追加されている。
 
左から順に見ていくとIGBT 上段 1入力のノイズが大きい。
  
  
どうもIGBT出力からトランス経由で電源を取っている。
 
下側2個分と上側1、上側2をコイル+ダイオードで生成している模様。
 
  
部品的には問題なさそう。
ん? IGBT出力からダミー抵抗とコンデンサも伸びてるな。
 
  
コンデンサとりあえず交換してみる。
 

結果は・・・・。
全く進展せず・・・・(´;ω;`)