愛用している日立の全自動洗濯機「NW-D8BX」。 古い機種ですが、まだまだ元気に動いていました。しかし最近、ご機嫌斜めです。
洗濯の途中で水が出なくなり、ピーピーという警告音と共に**エラーコード「C1」(給水異常)**を表示して止まってしまうのです。
バケツで水を足してあげると動くのですが、毎回付きっきりなのは面倒ですし、何より全自動洗濯機の意味がありません。
「もう買い替え時かな…」と諦めかけましたが、モーターや制御系は元気そのもの。給水さえ直ればまだ現役でいけるはず! 色々と調べた結果、メーカーの純正部品は既に供給終了していましたが、故障の元凶である「内部のゴムパッキン」だけを新品に交換することで、非常に安価に復活させる方法にたどり着きました。
今回はその修理の全記録をご紹介します。
⚠️ 安全上の注意・免責事項
作業を始める前に、必ず以下の安全対策を行ってください。
感電防止: 必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
水漏れ防止: 給水栓(蛇口)を確実に閉めてから作業を開始してください。
自己責任: 本記事は修理を推奨するものではありません。分解を伴うDIYはリスクを伴います。故障、事故、水漏れ被害等については一切の責任を負いかねますので、自己責任で行ってください。
1. 症状と原因
機種: 日立 全自動洗濯機 NW-D8BX
症状: 給水がチョロチョロとしか出ない、または全く出ず、タイムアウトで「C1」エラーが出る。
原因: 給水フィルターの詰まりでなければ、ほぼ間違いなく給水弁(ソレノイドバルブ)内部の劣化です。
給水弁の中には、水の流れを制御する「ダイヤフラム」というゴム部品が入っています。これが経年劣化で溶けたり破れたりすると、弁が正常に開かなくなり、水が出なくなります。
2. 準備したもの(今回の要!)
通常はバルブユニットごとの交換になりますが、今回は純正品が手に入りません。 そこで、破損しやすいゴム部分(ダイヤフラム)のみを交換用パーツとしてAmazonで調達しました。
ユニットごと交換するよりも安価ですし、何より純正の流量設定をそのまま活かせるのが最大のメリットです。
【交換用部品】
商品名: 電磁弁ダイヤフラム【4個入】電磁弁水入口シールリングガスケット
入手先: Amazon
リンク:
👉 Amazonで現在の価格を見る
その他に必要な道具は以下の通りです。
プラスドライバー
マイナスドライバー
タオル(水垂れ防止用)
不要なプラスチックカード(パネルこじ開け用)
3. 修理ステップ①:分解してバルブを取り出す
給水ホースの取り外し
まず、蛇口を閉めてから給水ホースを外します。ホース内に残った水が垂れるので、接続部にタオルを巻いておきましょう。
上部パネルの分解
操作パネル周辺を分解して、内部の給水弁にアクセスします。 隠しネジを外した後、パネルの隙間にカードなどを差し込み、プラスチックのツメ(勘合)を外していきます。
ここが最初の難関です。無理に引っ張るとツメが折れるので、焦らず少しずつ浮かせていくのがコツです。給水弁ユニットの取り外し
内部が開くと、奥側に4つのコイルがついた「4連バルブユニット」が見えます。これが今回のターゲットです。 配線を外す前に、どの色の線がどこに繋がっていたか、必ずスマホで写真を撮っておきましょう。
4. 修理ステップ②:核心!ゴム(ダイヤフラム)の交換
取り外したバルブユニットを分解します。コイル部分を外すと、内部の黒いゴム部品(ダイヤフラム)にアクセスできます。
衝撃の内部状態
開けてみて納得です。純正のゴムは、見るも無残な状態でした。
掃除してみると、ボロっと破れてしまいました。
裏側、
左下はメッシュで他と異なる形状。それ以外も穴の大きさが微妙に違っています。
水量とか考えられているんだろうなぁ。
新品への交換作業
清掃: バルブ内部に残った古いゴムのカスやドロドロした汚れを、きれいに掃除します。
装着: Amazonで購入した新しい「電磁弁ダイヤフラム」をセットします。
IV1~3のみジェネリックバルブと交換します。
左下のメッシュ付きバルブは、形状がかなり違いますので交換は止めましょう^^;
※幸い、自分のは正常な状態でした。
5. 動作確認:完全復活!
元通りに組み上げたら、いよいよ試運転です。 水漏れがないか慎重に確認しながら、洗濯をスタートさせます。
洗剤投入口: OK!スムーズに流れます。
柔軟剤投入口: OK!適量が流れています。
メイン給水: OK!
ゴムを新品にしたことで弁の開閉がスムーズになり、購入当時のような力強い給水が復活しました!もちろんエラー「C1」も出ません。
まとめ
メーカー部品供給が終了した古い洗濯機でも、今回のように汎用の「ダイヤフラム」を利用することで修理できる可能性があります。
「バルブごと交換」ではなく、この「ゴムだけ交換」する方法は、コストも安く済みますし、純正のバルブ本体(水流の設計)を活かせる非常に賢い修理方法だと感じました。
愛着のある洗濯機を「まだ使いたい!」という方は、自己責任とはなりますが、一度部品の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
▼今回使用して見事に復活したパーツはこちら


0 件のコメント:
コメントを投稿