2015年12月28日月曜日

SUGOI SOLAR(SS-10W2F) ユーザー必見! 安定して充電する方法

SUGOI SOLAR(SS-10W2F) はモバイル向けパネルとしてはそこそこですが、

 充電先によってはしっかり充電できない!

ことも散見されます。USB簡易電圧・電流チェッカーで充電中の変動を確認すると、

 1.充電開始
 2.端末から要求された電力が発電量を上回り、電圧が低下
 3.電圧が低下したため、端末が充電を停止
 4.充電停止により、電圧復旧。

の永久ループになっていることが分かります。

このため、単純な充電回路の場合は問題ありませんが、スマホなど電源環境に敏感な端末では上記の状態になってしまいます。

そこで、USBハブの登場です。パソコンで確認すると分かりますが、単純に接続口を増やしているだけでなく電力の管理も行っています。

この機能がPC接続と関係なく機能すれば充電の安定化につながるはずです。

今回はELECOMのUSB2.0 USBハブを使って実験してみました。

結果は大成功です。許容量をオーバーした場合は一瞬落ち込みますが、すぐに安定してくれます。

欠点は、USBハブ接続となるため機器によっては充電モードに入らなくなります。この場合は、充電専用ケーブルを使うことで解決できます。
是非次のSUGOI SOLARでは、電力積算計とUSB電源管理機能を追加してもらいたいところです。

追記
パネル供給量が5V、500mAを下回ると、直接接続同様に不安定になってしまいました。まだまだ工夫の余地がありそうです。
・翌日再確認したところ、570mA程度しか流れません。直接接続だと740mA出ています。昨日の860mAは何だったんだろう? USBハブの仕様を確認すると、ポート内供給最大電流400mAとなっていますので、今日の動作が正しいように思えます。USB3.0仕様なら850mAいけるようなので、試してみようと思います。

2015年12月20日日曜日

SUGOI SOLAR(SS-10W2F) 改造してみた

SUGOI SOLAR(SS-10W2F) 中身確認してみた」で、太陽光パネル入力段のコンデンサ容量が少なく、DC-DCコンバーターの動作に影響が出ないか気になっていました。
 本当はオシロで波形を見ればよいのですが、GTIでも効果がでていたのでなにも確認せず入れてみました。容量は50V 47μFと少ないですが、ないよりは増しでしょう。

SUGOI SOLAR(SS-10W2F) 通常時の活用法について考えてみた

SUGOI SOLAR(SS-10W2F)を買ったはいいが、通常時に使うことはありません。

もったいないので窓際に吊るして、普段使わないモバイル機器を充電することにしました。
使わない機器ですが、電池が空っぽになると壊れてしまいますし、たま~に使うときもあるので、まさにWin-Winの関係です。

機器が必要とする電流は満充電に近づくと少なくなるため、付属のマルチ充電ケーブルを使って複数機器に分割し平滑化します。欲張ると供給不足で電圧降下して充電できなくなるので注意が必要です。

10Wパネルで室内だと日照時間が限られるので20Whくらいしか発電しませんが、停電時にどのくらい救済できるか確認できるのでやる価値は大きいです。


2015年12月5日土曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 12/4発電状況

冬になり垂直設置のベランダ発電所は絶好調です。
11時頃眺めていたら、瞬間発電量 186Wを確認することが出来ました。予測値は190Wなのでシミュレーション通りです。

10/14の発電状況

12/4の発電状況

日は短くなっていますが、朝晩の太陽の方角が南側に移動するので立ち上がりも鋭くなっています。

パワコンの動作状況は
GTI送電量 1,180Wh
算定パネル発電量 1,382Wh
損失 202Wh
GTI変換効率 85.36%

気温が低いこともあり、180W出力時も間欠的なファン動作に留まっています。夏場の動作音や変換効率が85%と低いので、これ以上パネル増設する場合は1000Wタイプが良いでしょう。変換効率90%なので同じ条件でも64Whも変わります。

2015年12月1日火曜日

11月実績

日本海側の11月としてはまずまずの結果となりました。1号発電所は昨年同様の結果となっています。

総発電量 615KWh
1KWあたり発電量 49.0KWh、1日平均発電量1.63KWh
日照時間(羽茂)は平年比 94.2%、新潟市の日射量は平年比 93.9%となっています。

新潟市日射量

発電量推移

パワコンの動作状況
7~17時の1時間毎発電量を元にパワコンの稼働率を求め、累積グラフにしました。
 1号発電所 最大 74% 平均 17.0%
 2号発電所 最大 85% 平均 23.4%
うぅぅむ、パワコンサボりすぎ。

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 11月実績

総発電量 16.8KWh。
ベランダ設置の300Wパネルで待機電力をカバーしています。

シミュレーション値 23KWhに対して73%と低調に終わりました。
全天日射量は平年比90%なのでシミュレーションとかなり乖離しています。



KW発電量3.88と前月から少し改善しています。10日毎に色を青→黄→赤と変えてみると効率は上がっているものの日照時間が少なくなった事による日射量の低下が足を引っ張っていることが分かります。


2015年11月23日月曜日

SUGOI SOLAR(SS-10W2F) 中身確認してみた

スマホに電力を供給する機器ですので、中身を覗いてみました。

ゲッ!太陽光パネルからの入力線がはみ出てる・・・・。脇はGNDなんで気になりますが、ショートしているわけではないので見なかったことにします。


回路はシンプルで、太陽光パネルで発電した直流を
 ・12V ショットキーバリアダイオードSS34経由でそのまま出力
 ・5V  MP8716ENでDC-DCコンバート
しているだけです。

太陽光パネル部分の構造は不明ですが、1列14セルが左右に2列で24直接のセル構造になっていると考えると、
Voc 14.4V 0.6V/セル換算
Vmp 12.0V 0.5V/セル換算

ちなみに本日は曇りで、チェッカーを接続すると正常に表示されますが供給できるだけの出力は得られませんでした。12V端子の電圧は14.3Vで上記の想定Vocと一致します。細長いセルなので比較的陰には強いと考えられますが、使い勝手はどうなんでしょうか?

追記
晴天時に再測定したところ
Voc 17.54V
ありました。これだけあれば12Vバッテリも良い感じで充電できそうです。

2015年11月22日日曜日

SUGOI SOLAR(SS-10W2F) と USB簡易電圧・電流チェッカー(RT-USBVAC2) 買ってみた

車で移動することが多いので殆ど必要ないと言ってしまえばそれまでですが、サバイバルアイテムとして面白いのがこれ、SUGOI SOLAR(SS-10W2F)です。

届いたのが夜だったので発電チェックが出来ないので、付属のケーブルをチェックします。
マルチケーブルでmini-USB、Micro-USB、Apple Lightning、Apple 30pinに対応していますが、この手のケーブルは急速充電との相性があるので注意が必要です。

そこで登場するのがUSB簡易電圧・電流チェッカー(RT-USBVAC2) です。既にCenturyのCT-USB-PWがあるのですが、電流、電力の積算計がついていること、一画面で電圧、電流を確認できることから購入しました。

大きさ比べ、厚みも含め一回り大きくなっています。

iPadを充電したときの様子。ぶっちゃけ電圧は5Vなので、これでも不自由はありません。

RT-USBVAC2の様子。ボタンを押すと、右下の表示が電力 W、電力量 mAh、時間となります。

マルチ充電ケーブルだと・・・・・、1Aしか出ません。SUGOI SOLARの5V 最大出力が1.7Aだし、実際はその半分程度の出力しか出ないでしょうからこれでも十分なのかも知れませんが、純正充電器とセットで使う時は充電時間に差がでますので注意が必要です。

明日の発電テストは純正ケーブルで実験したいと思います。天気予報では曇りなんですけど・・・


2015年11月1日日曜日

10月実績

9月の分まで頑張ってくれました。年間進捗は想定の範囲内に収まっています。

総発電量 1,194KWh
1KWあたり発電量 95.1KWh、1日平均発電量3.07KWh
日照時間(羽茂)は平年比 129.2%、新潟市の日射量は平年比 120.8%となっています。

新潟市日射量

発電量推移

パワコンの動作状況
7~17時の1時間毎発電量を元にパワコンの稼働率を求め、累積グラフにしました。
 1号発電所 最大 84% 平均 32.3%
 2号発電所 最大 98% 平均 42.7%

2015年10月31日土曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 10月実績

総発電量 21.2KWh。
ベランダの外に出してから調子良いです。

シミュレーション値に対して112%ですが、全天日射量は平年比130%なので微妙なところです。
なんにしても、過去最高の発電量となりました。


KWあたり3.80が出ました! 目標の4.0で逆算すると285Wパネルシステム相当となります。
10日毎に色を青→黄→赤と変えてグラフにしてみました。太陽光パネルに当る角度がいかに重要かが分かります。

2015年10月19日月曜日

電気工事大失態!

先日多回路CTセンサーの工事を行いましたが、よかれと導入した漏電ブレーカーの施工でミスを発見しました。

間違った施工方法。

 はい、漏電ブレーカーは引き外し回路を負荷側から取っているためこのような接続をすると漏電したときに引き外し回路が動作し続けブレーカーが燃えてしまいます。^^;

下段に移せば問題ないのですが、配線の都合で通常の15Aブレーカー、2P2Eに交換しました。

これでもう安心です。

2015年10月18日日曜日

2015/10/17 にゃんた発電所 発電記録 保存版

久々に発電状況をチェックしてみました。

前回は7/112号発電所の過積載による影響が確認できましたが、今回はどうでしょうか?

天候は問題ない秋晴れに恵まれました。


1号が緑色、2号が水色となっています。既に過積載によるピークカットはなくなっていますね。

悔しいので1時間単位での最大発電量で日別検索すると、10月初旬から下がり始めているように見えます。

2015年10月17日土曜日

クラウドHEMS 多回路CTセンサーユニット 動作の検証

多回路CTセンサーを追加してどうなったか、検証してみました。

【検証1 主幹と支線の差分は?】
瞬間値では30Wほど差分がありましたが、15分値では概ね4~8Whの差分となりました。

12時を中心に前後で差分が多いのでGTIの影響と考え、部屋のCTセンサーとパソコンの使用量を追加すると
・部屋の電力の大半はパソコン周りなので、10時頃は照明で130Wほど使っているようです。
・11時過ぎには天候が回復し照明を消したので、この辺からは部屋の消費=パソコンとなります。
注目は12:30のデータで、GTIが124Wとパソコンの100Wを24W上回っています。この時の部屋の消費は36Wなのでコンセント同様に支線のCTセンサーは通過した電力をカウントしており、結果としてCTセンサーの誤差と合わさって56Wの差分となっているようです。

【逆潮流は起きていたか?】
従来のコンセントだけの集計で見ると

今日は余裕に見えますが、主管CTセンサーの結果はいかに・・・・

残念! 逆潮流は発生していました。1Whと微弱なので外の電力メータはほとんど動かなかったとは思いますが、CTセンサーは見逃してくれなかったようです。

【CTセンサーをつけての気づき】
 ・GTIを導入する場合、売電(逆潮流)を確認できる機器が必要だと痛感しました。個々の機器の消費電力だけでもある程度は設計できますが、CTセンサーがあると安心感が違います。
 多少高くても順方向、逆方向測定できる機器を選択しましょう。

 ・考えてみれば当たり前ですが、照明は電力消費の多くを占めます。昔の家は部屋単位にブレーカーを付けていることが多いですが、HEMS導入を考えると照明は分離したほうが管理が楽になります。

シャープ クラウドHEMSに多回路CTセンサーユニット JH-AS31付けてみた

 やっと休日になったので多回路CTセンサーユニット JH-AS31を取付けます。危険作業になりますので安全第一で作業したいと思います。なお、このような工事は電気工事士の資格が必要になりますので無資格の方は行わないでください。


【多回路CTセンサーユニットの取付け】

取付け前の分電盤。中身はスカスカなので結構余裕があります。

多回路CTセンサーユニットの電源が必要なのでブレーカーを増設。本当はただのブレーカーで良いのですが、素人工事は危険なので設備でカバーです。ドドーンと15A漏電ブレーカー2P2Eを導入。主幹の漏電ブレーカーの感度も30mAなので全く意味がないので真似しないでください。^^;
 ※ 漏電ブレーカーの下側端子は負荷側なので、このような設置はNGです。分電盤の下列に設置するか通常のブレーカーにしましょう。筆者は後日通常ブレーカーに交換しました。

 支線ブレーカーは20Aなので20AタイプのCTセンサーで統一したかったのですが、2個しかないので残りは30Aタイプで我慢。センサーがでかいので取付けに苦労しました。センサーケーブルが邪魔ですが、制定値で決まっているので切り詰めることはできませんので気合いで収納。

なんとか完成しました。


【設置後の動作確認】
 ペアリング開始にして多回路CTセンサーユニットの電源を入れればペアリング完了です。
 クラウドHEMSの設定画面を開き電力情報更新とやると1回だけCTセンサーの情報が表示されます。ここで表示が変だったら接続を確認してください。
主幹 434.2Wに対して支線合計が461.4Wと27.2W差分がありますが、この手のセンサーはそんなに精度がよくないので誤差ということで無視します。

 主幹センサーは電流の流れも見ているので、方向を間違えると売電の方に電力が出てしまいます。
 電力センサーには設置向きがあって、「K」電源側から「L」負荷側に合わせれば大抵問題ないはずです。が・・・当初買電と売電の両方に数値が出てしまいました。
 仕方ないので黒側の向きを変えたところ売電を0Wにすることが出来ました。

クラウドHEMSの全体表示画面。

HEMSコントローラーの中身を覗くと、主幹は買電と売電に分けて計測していることが分かります。売電メーターが回っていますが、接続ミスであり逆潮流したわけではありませんよ ^^;
電力情報表示
識別子/系統 システム
時刻
積算電力量
 【kWh】
積算電力量の差分
 【kWh】
11/主幹(買電) 7:00:00 1.450 0.076
11/主幹(買電) 7:15:00 1.511 0.061
11/主幹(買電) 7:30:00 1.592 0.081
11/主幹(買電) 7:45:00 1.657 0.065
11/主幹(売電) 7:00:00 0.063 0.000
11/主幹(売電) 7:15:00 0.063 0.000
11/主幹(売電) 7:30:00 0.063 0.000
11/主幹(売電) 7:45:00 0.063 0.000
11/分岐1 7:00:00 0.471 0.014
11/分岐1 7:15:00 0.485 0.014
11/分岐1 7:30:00 0.499 0.014
11/分岐1 7:45:00 0.512 0.013
11/分岐2 7:00:00 0.565 0.018
11/分岐2 7:15:00 0.572 0.007
11/分岐2 7:30:00 0.602 0.030
11/分岐2 7:45:00 0.636 0.034
11/分岐3 7:00:00 0.001 0.000
11/分岐3 7:15:00 0.001 0.000
11/分岐3 7:30:00 0.001 0.000
11/分岐3 7:45:00 0.001 0.000
11/分岐4 7:00:00 0.000 0.000
11/分岐4 7:15:00 0.000 0.000
11/分岐4 7:30:00 0.000 0.000
11/分岐4 7:45:00 0.000 0.000
11/分岐5 7:00:00 0.189 0.012
11/分岐5 7:15:00 0.197 0.008
11/分岐5 7:30:00 0.204 0.007
11/分岐5 7:45:00 0.212 0.008
11/分岐6 7:00:00 0.296 0.033
11/分岐6 7:15:00 0.330 0.034
11/分岐6 7:30:00 0.361 0.031
11/分岐6 7:45:00 0.371 0.010
11/分岐7 7:00:00 0.000 0.000
11/分岐7 7:15:00 0.000 0.000
11/分岐7 7:30:00 0.000 0.000
11/分岐7 7:45:00 0.000 0.000
11/分岐8 7:00:00 0.000 0.000
11/分岐8 7:15:00 0.000 0.000
11/分岐8 7:30:00 0.000 0.000
11/分岐8 7:45:00 0.000 0.000
CTセンサーの情報によると、15分毎の最低消費電力は132Wのようです。昼間はもう少し上がると思いますが、これでGTIによる逆潮流が発生したか分かるので精神的に楽になりました。

2015年10月14日水曜日

ベランダ発電所(グリットタイインバーター) 発電好調・・・・、反面悩みも

 パネル交換&太陽高度低下により絶好調のベランダ発電所ですが、そろそろ需要よりも供給の方が多くなると言うGTIとしては致命的な状況になってきました。

これが本日のコンセント消費状況なのですが、

 GTIからの供給が最大148Wもあり、お昼頃はギリギリの状況となっています。テレビがついていなければコンセント単位では供給過剰になっていたかも知れません。
 当初170W程度は確保していたのですが、気温の低下により冷蔵庫の消費電力が低下したのが要因と考えられます。

これから更に発電量は増えるので、最大発電量をシミュレーションしてみました。

最大出力は12月後半の192W。本日の最低消費128Wだと64W余ってしまいます。

まずは先日購入した多回路CTセンサーで家全体の消費量を計測し、対策を検討したいと思います。

2015年10月13日火曜日

「LIXIL HEMS みるる」がやってきた!

「LIXIL HEMS みるる 基本セット Z-A001-NRAA」です。

といっても中身はシャープの「電力見える化システム」で、タップの代わりに、オプションの多回路CTセンサーユニット JH-AS31とガス・水道メータを接続するための流量データ送信機 JH-AHC01のセットとなっています。


今回の目的はこちら、多回路CTセンサーユニット JH-AS31。普通に買うと高いのですが、ヤフオクで発見しやっと購入することが出来ました。

蓋を開けると右からCTセンサ接続コネクタ、AC100V接続コネクタがあります。

CTセンサーユニットは分電盤の脇に設置するので、コンセントではなく専用回路で接続します。このため必然的に電気工事士の資格が必要になります。

AC100V端子の拡大写真。φ0.8~2.0の単線が利用可能と書いてあります。

(左) 30A CTセンサーと(右)20A CTセンサーです。どちらも挟みタイプなので、既存のケーブルを外すことなく取付けることが可能です。

(左) 30A CTセンサーと(右)主幹用 30A CTセンサーです。どちらも同じ物ですね。将来自宅に設置する場合は主幹は太陽光発電モニターが勤めるので、支線用として利活用することになります。

実際の取り付けは分電盤の空きにブレーカーを増設し、そこから伸ばそうかと考えています。