2015年5月24日日曜日

太陽光監視ソフトを更新してみた

 太陽光監視ソフトを作って細かな発電状況の確認に利用していましたが、いつも使っている佐渡ライブカメラのバージョンアップにより画像取得が出来なくなってしまいました。

 以前に比べ高解像度のカメラに変更になったため、美しい佐渡の景色を堪能できます。是非一度アクセスしてみてください。


んで、本題に戻りますが。ダウンロードできなくなった原因は

 サイトがhttp://からhttps://になったため、VBAのURLDownloadToFile関数が使えなくなったことに起因します。バージョンアップで対応できれば良いのですが、更新されていません。とても残念です。

有名な関数なので、既に先人が代替プログラムを作成されています。

 初心者備忘録 VBAでインターネット上のファイルをダウンロードする方法をまとめてみました。

外部環境に影響しない作りになっているのでコピペするだけで簡単に導入することが出来ました。

 これだけだと芸がないので、少しレイアウトを変更して完成。綺麗な写真を楽しみながら発電状況を確認することが出来ます。

久々に使いましたが詳細グラフで確認できるのは気持ちいいです。

ライブカメラ画像は10分毎にファイルに保存していますので、いつものモーションGIFはこれを元に作成しています。今度のライブ画像は時刻も入っているので、一手間省けるのも嬉しい。


2015年5月17日日曜日

純正モニタとクラウドHEMSの見え方の違い

折角設置したHEMSが接続トラブルのため夏まで運用出来ないので、代用として従来のモニタで確認できるか検討してみました。

前回の内容はこちら「シャープ クラウドHEMSでパワコンの稼働率が把握できるか確認してみた

純正 1号 橙2号 緑 、 HEMS 1号 赤2号 水

両者の違いは
純正モニタ
 ・測定間隔 60分
 ・測定単位 シャープパワコン   1W単位
         外部パワコン   100W単位
クラウドHEMS
 ・測定間隔 15分
 ・測定単位 シャープパワコン   4W単位
         外部パワコン   400W単位

稼働率を確認する場合は出力の精度よりも時間軸の精度が重要ということが分かりました。
最大稼働率の傾向はどちらも同じなので、パネル増設が必要かどうかの判断には両方とも問題なさそうです。

2015年5月15日金曜日

読者質問回答 GTIって本当に大丈夫なの?

K様よりGTIに関する質問を頂きましたので回答します。

Q1.こんな小さな機械で本当に大丈夫なの?

A1.売電に使うパワコンも、GTIで使うパワコンも中身(構成)は殆ど同じです。扱う電圧やW数の違いなどにより差が出ているだけです。

 主な違い
  売電用パワコン GTI
・電圧 200V 100V
(一部200V用もあり)
・容量(W数)  2,000~5,500W 200~1,000W
・接続方法 専用回路 コンセントに接続
・DC入力電圧 70~400V 10~60V
・変換効率 95% 80~95%

 身近なところでは、IH機器に例えることが出来ます。台所に固定設置されている物は200Vで2,000~5,000Wのものが主流です。
 簡易コンロとして100Vコンセントに接続して使える1,200W程度の物もありますが、怪しいと言う人はいませんよね。

 GTIも簡易コンロと同じで、容量が少ない変わりにコンセントに繋いで手軽に使える機器です。売電用のパワコン同様に、電力会社から来ている電気と協調して動作していますし、家庭内で消費する以上に発電すれば、電力会社側に売電(逆潮流)する能力も持っています。

Q2.宅内で消費しきれなかった場合、逆流して大変なことになるのですか?

A2. Q1で回答したとおり、GTIだからこうなるといった物理的な問題はありませんが、電力会社との契約上の問題が発生します。

 ・通常の売買契約では、売電(逆潮流)は禁止されています。売電すると電力計が逆回転しメーターの不正操作に該当してしまうそうです。ただ、モーターが停止する場合などにも多少の売電(逆潮流)が発生するため、恒常的に発生しなければ問題視されることは殆どありません。
  対処方法としては、デジタルメーターへの交換があります。アナログメーターは逆回転しますが、デジタルメーターは逆回転しません。売電(逆潮流)しても、無料で電力会社に電力を供給しているだけとなり、詐欺行為にはならなくなります。

 ・GTIは世界的に販売されている商品で、一般的な規定(停電時に電気を停止する機能や、電気の質)を満たしていますが、電力を供給する装置である以上はトラブル発生時に他の機器に影響が出る場合があります。
 これは認証をうけた売電用パワコンでも同様ですが、メーカー保証や動産保険とセットで運用されている場合が多いため、何かあった場合は保険で対処できます。DIY向けの保険があれば安心ですが、詳しくないので分かりません。


 最後にGW中の自宅消費電力の推移をグラフにしました。家にだれもいないと60W程度に収まっています。

普段はUPS配下のNW機器や炊飯器などの家電も動作しているので、150Wくらいは常に消費しています。

中華製200Wパネル+GTIの最大発電量は120Wくらいなので、一般的な家庭ではこのくらいが丁度良いのかも知れません。残念ながら我が家のGTIはベランダの柵の影響で50Wくらいしか出ないのでもう少し増やしたいなと考えています。