多回路CTセンサーを追加してどうなったか、検証してみました。
【検証1 主幹と支線の差分は?】
瞬間値では30Wほど差分がありましたが、15分値では概ね4~8Whの差分となりました。
12時を中心に前後で差分が多いのでGTIの影響と考え、部屋のCTセンサーとパソコンの使用量を追加すると
・部屋の電力の大半はパソコン周りなので、10時頃は照明で130Wほど使っているようです。
・11時過ぎには天候が回復し照明を消したので、この辺からは部屋の消費=パソコンとなります。
注目は12:30のデータで、GTIが124Wとパソコンの100Wを24W上回っています。この時の部屋の消費は36Wなのでコンセント同様に支線のCTセンサーは通過した電力をカウントしており、結果としてCTセンサーの誤差と合わさって56Wの差分となっているようです。
【逆潮流は起きていたか?】
従来のコンセントだけの集計で見ると
今日は余裕に見えますが、主管CTセンサーの結果はいかに・・・・
残念! 逆潮流は発生していました。1Whと微弱なので外の電力メータはほとんど動かなかったとは思いますが、CTセンサーは見逃してくれなかったようです。
【CTセンサーをつけての気づき】
・GTIを導入する場合、売電(逆潮流)を確認できる機器が必要だと痛感しました。個々の機器の消費電力だけでもある程度は設計できますが、CTセンサーがあると安心感が違います。
多少高くても順方向、逆方向測定できる機器を選択しましょう。
・考えてみれば当たり前ですが、照明は電力消費の多くを占めます。昔の家は部屋単位にブレーカーを付けていることが多いですが、HEMS導入を考えると照明は分離したほうが管理が楽になります。
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