2020年8月1日土曜日

COTEK インバーター SR1000T-148 使って見た

久々の高機能インバータですので、設定項目とか気になります。
右下のボタン長押しで設定モードになります。パソコンがなくても設定できるのはありがたい。

メニューは、大きく4つに分かれていて、
・ 0~ 4 ユーザーインターフェース
・ 6~10 Inputパラメータ
・11~15 Outputパラメータ
・      設定初期化

保護回路の仕様は、

・高電圧はかなり余裕があるので問題なし。
・低電圧遮断は44.1Vまでなので、13Sで3.39V、14Sで3.15Vと電池保護を考えると今一歩。
・低電圧復帰は54.0Vと余裕があるので、停止後の再復活ループはなさそう。
・周波数を47~63Hzと細かく設定でき、切り替わる条件も色々選べるのは素晴らしい。
 ※最初インバータを60Hzにしていたので、50Hzの商用に切り替わらなくて焦った ^^;

商用とインバータの切替は、
 インバータ優先と商用優先に加えて、商用とインバータを同期させることで、スムーズな切り替えを実現する機能が追加されています。

Exacting  :インバータと商用の同期(位相、周波数)が取れた時のみ商用を有効にする
Normal   : 商用入力時は商用とし、インバータは位相を商用に合わせた状態で待機
商用の周波数が規定値を超えてもインバータには切り替わらない
※動作チェック時の様子を見ると商用復帰時も同期をみて切り替わっているみたい。
Haphazard:商用入力時は商用とし、同期と位相を考慮せず切り替わる
 
通常はこんな感じで、
 AC GRID  緑:商用とインバータが同期運転
 INVERTER 緑:インバータ正常
 BYPASS   緑:商用電力を出力(交流電力バイパスモード)
          橙:商用電力を出力(DC-ACインバータモード)

交流電力バイパスモードでもインバータが動いているので、約14Wバッテリを消費してしまいます。

災害時向けにバッテリを温存したい場合はインバータをOffにすれば大丈夫。
Outputには商用電力がバイパス出力されています。

実際に使って見た。
照明用の20W蛍光灯を駆動しつつ、商用をOn/Offしています。一瞬チラつきはあるもののパソコンでも問題はなさそう。

まとめ
・パソコンなど機器を絞って救済するための装置。インバータ能力が1000Wと小さめなので、消費電力の大きいものは使えない。
・充電機能がないので別途用意する必要があるが、太陽光パネルなどの独立系と商用を切り替えるには便利。
・低電圧遮断電圧は低めにしか設定できないが、なんとかリチウムを保護できる値。リチウム電池側のBMS設定で遮断してやれば良さそう。

番外編
・使っているといきなり文字化け。( ;∀;)
・制御基板から液晶ユニットのコネクタ抜き差しでそれ以降発生してないので、接触不良と思われる。
 

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