2015年6月14日日曜日

グリットタイインバーター君(SY-GWV-600W) Vmp36V 50Wパネル何枚までいけるか?

増設したVmp36V 50Wパネルの使い勝手がよいので、何枚まで接続できるのか検討してみました。

600Wグリットタイインバーターの仕様は
入力電圧22~60VDC
出力電圧90~120VA
周波数45Hz-53Hz/55Hz-63Hz
定格電力600W
MPPT範囲DC24~48V
適合パネル仕様Vmp:26~30V Voc:34~38V
Vmp:35~39V Voc:42~46V
サイズ21x16.5x5.3cm
重量1.3kg

こちらも最大入力電流が不明です。
最初に変換容量から考察します。マニュアル的には入力MAX700W、出力MAX600W、このインバーターは30V、40V付近で動作するように作られているようなので、

 700W ÷ 30V = 23.3A
 700W ÷ 40V = 17.5A

くらいが想定範囲と思われます。自分のシステムでは常に30V付近で動作していましたので、23.3Aを基準に考えたいと思います。

 次に、ヒューズ容量から考察します。

 この機器には車用の32V×30Aが並列に接続されています。32V×60Aって?? 確か入力電圧22~60Vですよね。並列にしても耐圧が上がるわけではないのですが・・・・、100歩譲って熱容量で切れるから関係ないとしても32V×60Aって1,920Wですよ! 自分も電気の知識が乏しいので間違っているかも知れませんが、かなり不安になります。

最低電圧22Vで700Wとしても、700W ÷ 22V = 31.8Aですから、30Aヒューズで概ね問題ないはずです。仮に12Vで動作するとしたら・・・・、700W ÷ 12V = 58A !! 時間のあるときに試してみたいと思います。
 → 既に実験していました。この動画をみると20Vくらいまでは動作しないように制御されています。ますますヒューズの謎は深まるばかりです。

 かなり恐怖を覚えたので、1個取り外しました。これで30Aヒューズとなります。通常の動作範囲で考えると20Aに交換したいですね。
 熱溶断ヒューズはジュール熱に基づいていますので
   W=I^2・R   I:電流、R:抵抗
太陽光パネルは電流を発生させる装置なので、耐圧は気にせず電流のみ考えれば良い。

 話がそれてしまいましたが、上記を総合して最大入力電流は23.3A-Maxとしたいところですが、中華仕様=限界値と考えると安全係数1.11を掛けて21Aくらいが適当かと思います。あと中の部品も耐圧がどうなっているか不安なので、Vmp36Vよりも大きいパネルの使用は控えた方が良いのかも知れません。部品確認により、100V μFのコンデンサが使われていました。とりあえず大丈夫そうです。

本題のSunny Vmp36V 50Wパネルの仕様は
  Voc 44.0V
  Isc   1.54A
  Vmp 35.5V
  Imp 1.41A

一枚単位でしか使わないので、耐圧の計算はしません。
電流的にみた最大枚数は、
 21A-Maxと考えた場合  14枚 700W
となります。

次回は熱問題について考えたいと思います。

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