2020年2月2日日曜日

多機能インバータ TN-1500 と リーフ14Sシステムの相性問題について

ブログ読者様より、
TN-1500 と リーフ14Sシステムの組み合わせで使いたい、注意点とか教えてほしい。
との質問を頂きました。

 この組み合わせはブログでも紹介しているのですが、記事が分散していて読みづらいのでまとめてみました。

こんな記事を書いていてなんですが、このインバータを使う場合は、LEV40や50で13Sがお勧めです。((+_+))

☆良い点
・オールインワン設計なので、設置場所をとらない。

☆悪い点
・バッテリを選ぶ
 このインバータは切替式UPS機能があり、
  1.バッテリ閾値による、商用電源とインバータの自動切換え
  2.インバータ優先設定
があります。通常はインバータ優先設定を使いますが、AC接続中もバッテリから消費します。内蔵している充電器はコンセントに繋いだ直後はEqualization電圧まで充電してくれますが、その後はフロート充電電圧まで停止します。
 フロート充電電圧の設定範囲は52.0~54.0Vと狭く、マンガン酸リチウム(リーフ初期、中期、LEV40、LEV50)では13S構成となり、2セル一組のリーフバッテリでは不可。12SでBMSで遮断する方法もありますが、BMSが破損した場合に過充電となりお勧めできません。商用電源優先で使おうにも同様に44.4~48.0Vと狭く使えません
 対策としては、
 1.満充電にするための充電器と割り切って使う
 2.別途、充電器を用意する
そもそも、内蔵充電器は1.35A Maxと貧弱なので、50Ahもあるリーフバッテリの充電器としては貧弱ですので、57.4~58.8VのCC/CV充電器は必須となります。
・太陽光パネルを選ぶ
 マニュアルから、太陽光パネルの解放電圧(Voc)が75V以下と低く、適合するパネルが限られます。キャンピングカーは設置場所も限られることから、Vmp 36V程度のパネルとMPT-7210の組み合わせがお勧めです

0 件のコメント:

コメントを投稿