2021年5月9日日曜日

【故障修理】 COTEK SK1500-148-PF1 1500W DC48V 電源が入らなくなった!

前回動作確認した時は動いたのですが、再テストしたところ片方の電源が入りません。

またいつもの錆かなと思い確認すると綺麗な状態。
断線を確認するも問題なし。

スイッチ制御部の確認。
スイッチに流れる電流を検知しQ12でスイッチしているのだが問題なさそう。
スイッチ端子電圧もDC電源の電圧が出ており良好。
最後に制御基板の電源部。
PWM制御IC 3843CMの故障を疑い正常品と交換するも変わらず。
仕方ないので配線を確認すると、10KΩ抵抗で降圧した電源を基に起動させているようだ。
こんなんでいいのかと疑問もあるが、電源回路動作後は作成した12Vラインからも供給されるようになっているので起動さえできれば問題なさそう。
試験していく中で気になったのは、降圧抵抗後の電圧が8.4Vしかない事。
データシートから 3843CMは、8.4Vでon、7.6VでOff、Max 30V。

試しに電源電圧を48Vから55Vに変更すると電源が入る!! ( ゚Д゚)
回路的に降圧抵抗の後には整流ダイオード、スイッチ回路のプルアップ用 4.7KΩ、スイッチ用のFET?くらいしかない。個々の抵抗を測定するが良好。う~ん困った。

仕方ないので、一番怪しそうな4.7KΩ抵抗を交換してみる。
すばらしい、電源電圧 48Vでも降圧抵抗 9.4Vとなり、無事電源が入るようになった。

こんな故障もあるんですね。なんとなく回路設計が悪いような気がするが、12,24,48Vの制御基板を使いまわしできるようにしたかったのかな? と思う。

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