外観から分かるようにCOTEKのOEMで違いは殆どありません。
前オーナーさんのコメントは、
『4年位前に鉛蓄電池器内に取付けていたもので、インバーターの使用頻度は僅かです。
2ヶ月程前の機器点検時に無反能状態でしたので、取り換えた物です。
外的・内的での故障要因は特に無かったようですが、ジャンク品として出品します。』
コメント通り、外観は綺麗で同じ錆テックとは思えないほどピカピカで、故障しているとは思えません。ダメと分かっていても動かしてみると・・・。はい、無反応。スイッチを切った時に僅かにピシっと鳴っているので、部分的に電気は流れているようです。
蓋を開けてみましたが、なるほど中も綺麗そのもの。
残念ながらPICは主しか載っていないMaster-Slave構成。ディップスイッチで切り替えるタイプだったら凍結中のSK3000-148に移植するのにな ^^;
いつもなら錆びてるはずのファン部分。綺麗です(≧▽≦)
主電源
副電源
制御基板の主・副
ヒューズを確認すると、主:全断、副:正常
実装された状態で、IGBT、FETを確認していくと主電源のFET 左列がショート状態。副電源は異常なし。
ヒューズ交換は大変なので、根元から折ったのちハンダ吸取り線で掃除します。
残念ながら在庫が3個しかなかった。とりあえず動けばいいのだ。
続いてIGBT、FETを取り外します。
結果 IGBT 正常、FET 5/10 破損
全体を目視点検すると、制御基板に焦げ跡のようなものが!
清掃して確認したところ部品の異常はなし。
試しに電源につなげてみましたが発熱等問題なさそうです。
LEDランプの方は初期化後異常ランプ表示。PICの正常動作を確認出来ました!!
IGBTのG-E間は4個とも同じで、波形は正常
GW20NC60VD データシート によると、V(G-E) の範囲 ±20V に対して、+15Vに振れていますが、マイナス電圧はなし。
FETのG-S間は、左右とも同じで、波形は正常
IRF3710 データシート によると、V(G-S) の範囲±20V に対して、+13Vに振れていますが、こちらもマイナス電圧なし。
とりあえずFETは問題なさそうなので、新品に交換してみたいと思います。
昔修理からブリッジ整流回路のダイオードが1本短絡してFET片側焼損と云うのを思い出しました。
返信削除情報ありがとうございます。FET後段回路を確認するという基本的なことが抜けていました。危うく新品を飛ばすところでした((+_+))
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