2019年7月27日土曜日

【故障修理】COTEK SK3000-148 48V 3000W その3 制御基板修理・ヒューズ交換

前回までのあらすじ
・見た目は正常で部品の焼損等なし。
・副電源側は多数の修理痕あり。
・主/副電源ともIGBT、FET周りは正常

ということで、簡単に修理できる部分は概ね正常で、残すはメイン基板とそれに付随するセンサ関連となりました。

と、ここで事件発生!! インバータを組みなおし、色々テストしていたところ副電源側のチップ部品が焼損してしまいました。
既に取り外してありますが、Q13が焼損箇所です。IGBTに繋がるフォトカプラを駆動する回路のようです。
表記はRK Lと記載されていますが、チップ部品は品名が特殊で特定が困難なため、回路から部品選定する必要があります。主電源側の回路で確認したところ、一般的なFETで置き換えられそうです。
その他の発見としては、4本の制御線の中でQ11の入力信号だけ±7Vと他よりも低いことが分かりました。また、IGBT(図 緑線)が駆動する際は図 赤線と連動しており、どうもこれが監視線の様です。今後はこの辺を追いかけてみたいと思います。

番外編
副電源のヒューズ修理が酷く、古いヒューズの足に無理やりハンダされているので修復します。
ラインがしっかりしていて90Wでは刃が立たないので、150W半田コテを使います。
部品を取り外し、半田吸取り線でクリーニングします。
基板に記載されていますが、20A 3本を指して完了。
もう少しハンダを盛ってもよかったかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿