2019年7月17日水曜日

【故障修理】COTEK SK3000-148 48V 3000W その1 分解・内部構成確認

ヤフオクで面白そうなインバータが出ていたので入手してみました。
前面
背面
出品者コメントは、「LED3個が赤色点滅して動作しません」との事ですが、この手のジャンク品は危険なので動作確認せずに分解します。

中身は1500Wのインバータが2個入っています。この辺は同型機種の記事から想定通り
前面コネクタは左側基板のみ接続されている。こちらが主電源のようだ。
裏面のファンが錆びていたが、FET固定金具もそれなりに傷んでいる。
幸いなことに見た目よりは軽微で、裏面は綺麗な状態であった。
各ユニットを分離した様子。
主電源
副電源
Master-Slave構成を期待していたが簡易版で一体回路となっている。切り分けが少し面倒になりそう。

と、ここで副電源に修理の跡を確認。
DCヒューズ周り。代替品に交換されている。半田の熱容量が足りなかったようで残骸が残ったままとなっている。
 
IGBT周り。純正のフェライトコアはノイズ対策と思うのだが、この意味不明の絶縁処理は何だろう。
 
FET周り。写真だと見づらいが奮闘の跡が ^^; 基板から取り除くことを諦め、部品の足を切って対処しています。
 

続いてDC入力コネクタ周り。こちらは見た目は問題なさそう。
 
回路を確認するため、先ずは問題なさそうな主電源で分析する。
放熱フィンを取り外した様子がこちら、
IGBTはGW20NC60VD(データシート) 30A 600V耐圧
PowerMOS FETは左右6個組で使われている。
型式 FQP32N20C(データシート) 28A 200V耐圧
残りのFET
制御回路っぽいやつ
整流ダイオードとAC整形まわり
横から
裏面
なんとなく回路が見えてきたので、次は電気を流してみたい。

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