2021年6月7日月曜日

【故障修理】 高砂製作所 EX-375H2 まずは分解してみた

 依頼された3台のうち出力が出ないのは1台のみ。
勉強を兼ねてEX-375H2(仮名 1)を分解してみました。

本体左側、

本体右側、
正面から空気を取り入れている関係で、錆が酷いものの基板は無事のようだ。
ファン周辺、
まぁまぁ錆びている。
フロントパネル、
操作盤、
操作盤裏面、
基板は上面の制御基板、底面のDC制御基板、左側面のAC⇒DC基板に分かれているようだ。
ケースから分離してみた。前面以外の錆は許容範囲内か。
底面から見た様子。FET?等の主要パーツをあたりながら分解するが、特に異常は見当たらない。
AC-DC基板とDC制御基板を分離、
DC制御基板、
AC-DC基板
AC-DC基板 反対側から
AC-DC基板の錆が懸念されている部分。
念のため削ってみたが問題なし。ヒューズも正常。
コンデンサは450V 470μF、デカい( ゚Д゚)
DC出力端子、
とりあえずDC 393Vは作られている。正常品も同じ値なので問題なし。
AC-DC基板のLED。
PowerLEDは点灯しているが、HV LEDは点灯していない。右は正常品の様子。

正常品と切り分けしていく中で、
(仮名 1)
・制御パネル 正常
・制御基板 出力反応なし
・AC-DC基板 HV LED消灯
・DC制御基板 未確認

(仮名 6)
・制御パネル 正常
・制御基板 電流LED表示異常
・AC-DC基板 正常
・DC制御基板 正常

両方とも制御パネルと制御基板を接続するフラットケーブルが劣化して端子が剥がれてきた(/ω\)
古い機械あるあるなんですが、フラットケーブルは嫌いだ!!

2021年6月4日金曜日

【故障修理】COTEK SK1500-148-PF1 おかわり No.3 昇圧コンデンサとかもろもろ

こちらもヤフオク「通電せず」のジャンク品。
仮にNo.3、No.4とでも呼びましょうか。正常品も含めれば5,6なんですけど ^^;


軽くテスタで確認してみましたが、両方ともIGBT良さげ、ダイオード良さげ、FET不良、ヒューズ断。
No.3の昇圧コンデンサ 片方が破損。
平日で時間が取れなかったので、簡易修理で動くところまでやってみた。
ショートしているFET群はゲート-ソース間の抵抗値から故障品を特定し撤去
6並列でドライブしているので、単体での故障は珍しい。
No.3は3個、No.4は2個破損していた。
ヒューズは単線でジャンパして動作確認。
動いた、素晴らしい(≧▽≦)

後日、修理再開。
FETとヒューズ交換し、No.3の昇圧コンデンサを取り外します。
680μF 315Vとレアなコンデンサが使われています。
一般的な680μF 250Vが使えるのか確認してみると、

DC入力  40.0~61.4V
昇圧電圧 188~283V

いつもは昇圧確認だけなんですが、こうやってみるとかなりの高圧が掛かっているんですね。
動作確認するのに60V入力する方はいないと思いますけど、触ると痛いので気を付けましょう^^;

んで、肝心の代替品なんですが、インバ沼の師匠から譲ってもらうことで解決。
ありがとうございました。

2021年5月30日日曜日

【故障修理】 高砂製作所 EX-375H 1台、EX-375H2 2台

 ブログ読者様からEX-375H 3台見てほしいとの依頼がありましたので紹介します。
左から375H、375H2、375H2

375HのACは端子なんですね。

いきなりコンセントに繋ぐのは怖いので、実験環境はインバータ経由で電力を供給し安定化電源で400Wに絞りました。

☆ EX-375H

・電圧、電流表示 OK
・Votageツマミ  OK
・Currentツマミ OK
・PRESETボタン 接触不良
・OVPボタン   NG
・OCPボタン   NG
・OUTPUTボタン NG
・無負荷での電圧確認 0~240V OK
・OVPテスト  未実施
・OCPテスト  未実施
・負荷テスト  未実施

裏面はサビサビ。出力端子は少し磨いた状態。
AC入力も錆びていたので磨いてから上記実験をしています。
作業内容
・ボタン4個の交換、分解清掃後軽めの負荷テスト予定。

☆ EX-375H2(仮名 1)

・電圧、電流表示 OK
・Votageツマミ  OK
・Currentツマミ OK
・PRESETボタン OK
・OVPボタン   OK
・OCPボタン   OK
・OUTPUTボタン 不明
・無負荷での電圧確認 0~240V 不明
・OVPテスト  未実施
・OCPテスト  未実施
・負荷テスト  未実施

作業内容
・出力NGの確認。分解清掃後軽めの負荷テスト予定。

☆ EX-375H2(仮名 6)
・電圧、電流表示 NG 電流の10桁が1固定表示
・Votageツマミ  OK
・Currentツマミ OK
・PRESETボタン OK
・OVPボタン   OK
・OCPボタン   OK
・OUTPUTボタン OK
・無負荷での電圧確認 0~240V OK
・OVPテスト  未実施
・OCPテスト  未実施
・負荷テスト  未実施

作業内容
・電流表示の修復。分解清掃後軽めの負荷テスト予定。



【故障修理】 COTEK SK1500-148-PF1 おかわり No.1 その2 故障原因判明!

 迷宮入りかと思われた故障PF1 No.1ですが、無事完了しました。

以下修理履歴
・IGBT 全てOK、FET 10個OK、2個破損 ⇒ 交換
・ヒューズ全断 ⇒ 交換
・動作確認するもショートにて安定化電源停止。

昇圧回路の事はよく分かりませんが、トランスの前段はFETくらいしかないので、後段の影響かも・・・とダイオード群を調べてみました。

ん? ダイオード群の片側がショートしている。
外してみたところ折れ曲がっているダイオード4本がショートモードで故障
元パーツは3PF8 データシート 3.25A 800V 整流ダイオード
交換パーツ SF38 データシート 3A 600V 整流ダイオード
見比べると少し線が細いが、以前COTEKインバータ用に購入したものなので代替品として使えるはず。
このパーツ熱容量がデカいのでメチャ大変( ;∀;)
そういえば、COTEKのインバータでこのパーツ壊れているの初めてかも。

その後、昇圧回路のテスト、IGBT実装して修理完了。

動作確認
【基本動作】
・メインスイッチ       OK(リモート固定)
・外部コントロールユニット 未確認
・制御基板起動電圧   OK(23.6V)
・電圧によるLED表示  OK
 (赤点滅 41.8V 赤 43.2V 橙 47.8V 緑 56.9V 橙点滅 59.8V 赤点滅、)
・低電圧アラーム&停止 OK(38.1V)
・高電圧アラーム&停止 OK(61.6V)
・AC電圧         OK(101.7V、50Hz ⇒ 100W負荷 100.9V、50Hz)

【設定機能】
・周波数切替       NG
・パワーセーブ設定     NG
・電圧切替         NG

【負荷テスト】
・100W負荷テスト   OK(1時間程度)
・温度上昇に伴うファン  未確認
・負荷上昇に伴うファン  OK(200Wで動作し負荷が切れるまで回り続ける)
・1000W負荷テスト   未確認

【故障修理】 COTEK SK1500-148-PF1 おかわり No.1 その1

何故かNo.2からの掲載となってしまいましたが、気を取り直してNo.1の修理をします。

ヤフオクにて、「通電せず」のジャンク品。

裏はまぁまぁキレイ。
通電せずなので、動作確認せずに分解します。
いつもの錆びコーナーはキレイな状態。
おぉ、中央右よりのFETが派手に燃えています。
テスタもショートを確認。
IGBTは見た目はキレイ。
テスタでの確認は問題なさそう。
IGBTが壊れてない例は珍しい。難題の予感 ( ゚Д゚)
IGBT、FETを取り出し確認すると、
IGBT 全てOK、FET 10個OK、2個破損
燃えたであろうFETには大きなヒビ割れが! 
当然のことながらヒューズ全断なので新品に交換

IGBT、FET周辺の抵抗値はOK
なんか動きそうなので全て実装してみました。
なんで!?
仕方ないのでIGBTを取り外し、昇圧回路のみに戻す。
FET周辺の発熱がメインで他の怪しい部品はなさそう。
念のためFETのゲート入力を確認するといい感じに信号が来ている。
タイムスケールが違うがFETが動いている間のドレイン電圧はこんな感じ
発熱が多い右FET群
発熱が少ない左FET群
「インバ沼の師匠から制御基板では?」とアドバイスをもらったので
修理完了したNo.1で確認したが、問題なし。制御基板 OK

その際に記録した正常な波形がこちら。
ゲート信号に応じで綺麗にドレインがスイッチされており、トランスとコイルにより昇圧されているのが分かる。
うぅぅむ、謎は深まるばかり・・・・。

追記 故障品の同様の信号を取ってみた。