2023年3月15日水曜日

【故障修理】SK3000-148 ステータスLED 異常点滅(30秒で停止)

残念ながら、マイコンの復旧は出来なかったので、手持ちのSK1500-148-PF1から移植しました。詳細は動画で(^^♪

取り出したマイコンは、故障原因確認のためクリーニング。
極細の半田ごてで、ピンを折らないように削りだす。

無事キレイになりました(*´ω`*)

最後にインバータ動作結果をメモ
【基本動作】
・メインスイッチ   OK(1:通常、2:リモート)
・外部コントロールユニット OK CR-6にてテスト
・制御基板起動電圧   OK(21.5V)
・電圧によるLED表示  OK
 (赤点滅 42.0V 赤 42.5V 橙 49.1V 緑 59.7V 橙点滅 63.0V 赤点滅、)
・低電圧アラーム&停止 OK(39.0V)(ビープ音あり)
・高電圧アラーム&停止 OK(65.2V)(ビープ音あり)
           ※センサ誤差のため高めです。念のためご注意願います。

・AC電圧    OK(101.5V、50.0Hz ⇒ 100W負荷 101.5V、50.0Hz)

【設定機能】
・周波数切替       NG(移植したマイコンの仕様です)
・パワーセーブ設定     NG(移植したマイコンの仕様です)
・電圧切替         NG(移植したマイコンの仕様です)

【負荷テスト】
・100W負荷テスト   OK(1時間程度)
・温度上昇に伴うファン 未確認(恐らく負荷連動のみ)
・負荷上昇に伴うファン OK
・1000W負荷テスト   未確認

2023年3月8日水曜日

【改造】COTEK インバータ(主にSK/STシリーズ) 汎用シリアルケーブルの制作

COTEK インバータ(主にSK/STシリーズ) とCR-6の接続はRS-232Cなので、PC接続するケーブルを作成してみました。

左から、PF1-Remote(4pin)、インバータ制御基板(3pin)、通常(RJ10)、PC(9pin)
PC(9pin)は2:RxD、3:TxD、5:GNDのみ接続

ちなみに、CR-6に接続するコネクタはストレートケーブルなので、上記ケーブルでCR-6にも接続できる。
※注意 このケーブル、電話線でよく使われているが、順番が入れ替わっているものがあるので、使いまわすときは気を付けましょう(*´ω`*)
 上記のように黒が右にくるケーブルを使うと、黒=GND、黄=電源/制御と区別しやすい。

接続は4800bps、N81で、改行コード "CR+LF"でやり取りしているので、TeraTermなどの通信ソフトなどで簡単に確認できる。



CR-6からインバータに流れているコマンドを、手打ちで入力してみた。
内容は動かしていく中で、それとなく見えてくる。
これと同様に、MS-Accessで制御プログラムを作成してみた。
各種センサの値が分かるので、インバータテストしやすくなりました。

SK1500-148-PF1のディップスイッチを有効にするコマンドを知っている方、
情報お待ちしております。

2023年2月18日土曜日

【改造】SK1500-148-PF1にリモコン CR-6を接続してみた

 前回の実験でCR-6を接続できることが分かったので、専用ケーブルを作成してみた。

ケーブル作成とは別に、本体側も修正が必要な場合があります。
バックボード基板のJP1を接続。面倒なので半田ブリッジ(*´ω`*)

本体裏のコネクタ(モレックスのMicro-Clasp)から
RJ10モジュラーコネクタのケーブルを作成します。
接続は下の写真で左から同じ順番で接続する。
左から【1】黄、【2】緑、【3】赤、【4】黒

完成はこんな感じ。

2023年2月5日日曜日

【実験】DENRYO CR-6 24V用を48Vインバータ(SK1500-148-PF1)で使ってみた

 過去の実験で12V用と24V用は中身同じでした。
48V用も同じような気がするのですが、確信がもてず試せずにいました。
今後出回ることも無さそうなので、意を決してみる。

【追記注意 5Vを作成するKIA494AFTL494の入力範囲は7~40V、最大定格41Vということが後日判明しました。本記事はたまたま動作しただけですのでご注意願います。

CR-6までは4本線。信号線はRS-232Cなので、問題は電源ラインの1本のみ。
DC入力そのままではないが、同じ値が来ている。

たどっていくと、ヒューズ(JK60-025)を経由してFETらしき部品に接続されています。
6861 3371Gってのが良くわからないのですが、CED6861だとするとP-ChannelトランジスタでMax60V。製品の上限60Vに対して使うかなぁ、うぅぅむ。

このヒューズどっかで見たなぁと思っていたら、SK1500-148-PF1のRemote端子周りで使われていました。共通の部品を使っているのは48V同じ説には心強い(*´ω`*)

希望が見えてきたので、低い電圧で試して見よう。
変換ケーブル作るの面等なので、本家から借用。
動きますね。( ̄ー ̄)ニヤリ

インバータ停止電圧 62V付近まで試したが、動いてくれた。

SK1500-148-PF1のREMOTEは設定のみで使われていたようで、CR-6で使う場合はJP1接続する必要があります。今後のことを考えるとモジュラーコネクタに交換するのも良いかもしれない。

【故障修理】DENRYO SK350-148 再スタート

前回は電源ラインのノイズを特定できずに放置
3年経過しどのくらい成長したかの意味を込めて修理していきます。

 当初 IGBTまわりの駆動ノイズと思われていましたが、制御基板含めそれ以外と判明。
IGBTドライバ以降外してみましたが、相変わらずノイズ発生。


 中央のトランスでIGBTドライバ用の3電源を作成しているのですが、元電源は、制御基板側のトランスから供給されているようです。

上記はD-S間ですが、G-S間にもそこそこノイズがきています。

試しにMOS FET IRF640Nを交換してみましたが症状変わらず。
次にトランス2次側を切り離してみる。

D10外しても変わらず、D8外すとノイズが治まった! 
次にD8,D10戻してL78L05 外してみます。これで5Vライン停止
微妙な感じ。
んで、色々やっているうちに直ってしまった。(*'▽')
タイミング的にD5を外して戻したあたりから復活したような気がする。
もしかしたら半田不良による接触不良があったのかもしれない。気味が悪いのでトランス周辺半田手直して完了。

電源周りの問題が解決したのでIGBTを戻すのたが、
試行錯誤していく中で2個破壊してしまったので新規購入。
う~ん、ゲートの閾値が違うのでリマーク品かなぁ(*´Д`)
特性が異なるので、4個とも交換とする。
動作確認。初期のシューっていうヤバい音はなくなったが、コイル鳴きは引き続き発生。
制御電源、IGBT周り問題なし。出力波形もいい感じなのでOKとする。

【基本動作】
・メインスイッチ   OK(1:通常、2:リモート)
・外部コントロールユニット 未対応
・制御基板起動電圧   OK(20.2V)
・電圧によるLED表示  未対応
・低電圧アラーム&停止 OK(41.1V)
・高電圧アラーム&停止 OK(60.6V)
・AC電圧       OK(100.2V、60.0Hz ⇒ 100W負荷 99.7V、60.0Hz)

【設定機能】
・周波数切替       OK
・パワーセーブ設定     未対応
・電圧切替         未対応

【負荷テスト】
・100W負荷テスト   OK(1時間程度)
・温度上昇に伴うファン OK
・負荷上昇に伴うファン OK
・250W負荷テスト    OK


2023年1月21日土曜日

【故障修理】COTEK SK1500-148-PF1 No.6 制御基板 特異故障

 ヒューズ、FET、ダイオード、IGBT、各種抵抗など確認するも問題ないので、動作テスト。

昇圧回路までは正常で、DC 221V出ています。
IGBT駆動信号を確認すると左側2個は正常右側2個は入力なし
フォトカプラ(IGBT Gate Driver)入力は4個とも正常
フォトカプラのVccは17.5Vが正常のようで、ダメなやつは6V程度
試しに正常な制御基板と交換すると動作するのでメイン基板は正常

フォトカプラのVccはこんな感じにつながっていて、ダイオード経由でトランスに入っている。
どうもこの部分が怪しい。コンデンサからスルーホール間の抵抗が正常品が0Ωなのに対してダメなやつは変な抵抗が出てくる。
試しにジャンパしてみたところ、17.5V供給し始めた。(*´ω`*)


【基本動作】
・メインスイッチ   OK(2:リモート)
・外部コントロールユニット 未確認
・制御基板起動電圧   OK(24.2V)
・電圧によるLED表示  OK
 (赤点滅 42.3V 赤 43.7V 橙 48.0V 緑 57.0V 橙点滅 60.0V 赤点滅、)
・低電圧アラーム&停止 OK(39.6V)(ビープ音なし)
・高電圧アラーム&停止 OK(61.8V)(ビープ音なし)
・AC電圧       OK(101.7V、60.0Hz ⇒ 100W負荷 100.9V、60.0Hz)

【設定機能】
・周波数切替       NG(仕様です)
・パワーセーブ設定     NG(仕様です)
・電圧切替         NG(仕様です)

【負荷テスト】
・100W負荷テスト   OK(1時間程度)
・温度上昇に伴うファン 未確認
・負荷上昇に伴うファン OK
・1000W負荷テスト   未確認

2023年1月18日水曜日

【故障修理】COTEK SK1500-148-PF1 No.5 IGBT、FETの安全な実装方法

今回の修理はかなり順調に進めることが出来ました。
特にFET、IGBT周りの実装方法は参考になると思います。

No.5は錆テックとしては珍しく、ピカピカな状態。
錆びてないってことは・・・・
はい、爆発案件でした(*´ω`*)
FET 左側破損、右側は問題なさそう。
ヒューズ切れていないし何が起きたんだろう。
IGBTは問題なさそう。
とりあえず、IGBT、FET全部外します。
IGBTは問題ないと思うのですが、この後のテストをするため全部外したほうが安全です。

取り外して最終確認。見立て通りIGBT 4個、FET 6個は正常
FETだけ吹っ飛んだようで、基板までは燃えていない抵抗も正常

インバータ師匠の助言で制御基板側を確認したところ、トランジスタの破損確認
Q20、Q21が燃えています。Q22、Q23は問題なさそう。
試しにトランジスタを外した状態で、
制御基板の動作テスト。安定化電源の設定は、25V、0.5A設定。
右側FET駆動信号、正常な波形を確認。
トランジスタ周りはこちらで調べてあるので、同等品と交換する。
hFE 200のNPN、PNPで耐圧が問題なければ行けるだろう。
Q20は同等品のドナー基板から、Q21はS9015とした。
 ⇒ 結果、上記と同じ波形を確認

続いてIGBTのゲート信号を確認すると、こちらも正常に出ている。
どうも昇圧電圧は見ておらず、時間でIGBTを起動しているようだ。
IGBT、FET全部取り外した状態で信号を確認できるのは助かる(*´ω`*)

次に整流ダイオードの確認。
向かって左側がショート状態
このユニット外すの大変。そういう意味では外れ基板(*´Д`)
運よく故障側引けました。
この1本がショート状態で破損
前回はでかい半田コテ使いましたが、今回はAixun 200W T3A で行います。
結果は大成功。3Cのコテ先で交換することが出来ました。
昇圧回路の出口まで確認出来ましたのでFETを載せます。
DC 222Vの昇圧を確認できたので、IGBTを載せます。
無事AC 100V出力を確認。

【基本動作】
・メインスイッチ   OK(2:リモート)
・外部コントロールユニット OK(CR-6)
・制御基板起動電圧   OK(23.7V)
・電圧によるLED表示  OK
 (赤点滅 42.0V 赤 43.4V 橙 48.0V 緑 56.9V 橙点滅 59.9V 赤点滅、)
・低電圧アラーム&停止 OK(40.1V)(ビープ音なし)
・高電圧アラーム&停止 OK(61.6V)(ビープ音なし)
・AC電圧       OK(102.6V、50.0Hz ⇒ 100W負荷 100.7V、50.0Hz)

【設定機能】
・周波数切替       NG(仕様です)
・パワーセーブ設定     NG(仕様です)
・電圧切替         NG(仕様です)

【負荷テスト】
・100W負荷テスト   OK(1時間程度)
・温度上昇に伴うファン 未確認
・負荷上昇に伴うファン  OK
・1000W負荷テスト   未確認