2015年2月21日土曜日

プラグインソーラー μパワーコンディショナー見学してきました

2015/02/21 高崎市某所、午後2時頃と少しピークからは遅めですが、抜群の晴れのなか見学してきました。2014年10月頃から稼働中とのことです。


展示内容は、
・モジュール ヒュンダイ270w×1枚
・μパワコン E&H EHM-P300S 300w
上記が2セット設置されています。

動作状況を確認出来るようにワット計が取付けられていました。ワット計は防水じゃないでこんな設置は実際はしませんが、展示用ですし色々確認できて助かりました。
まずは正面から、中央の赤色のLEDのみというシンプル構造です。試しにコンセントの抜き差しを行ったところ、赤点滅→赤常時点灯と推移しました。発電前後でのリレー音等はなく、動作中もわずかにジーと鳴っているだけです。昼間の外であれば耳を近づけない限り分からないと思います。逆に夜中だと少し気になるかも知れませんが、夜は発電しないので問題ないでしょう。
  約80W程度発電していていましたが、本体は全然暖かくありませんでした。2月の小春日和なのでもう少し熱を持っているかと思いましたがあっさり裏切られました。
裏面です、特になにもありません。
太陽光パネルの接続端子面です。通常の防水コネクタで接続されています。
こちらはAC100V側のコネクタです。
ワット計です。カタログには専用のi-Station(オプション)を接続とありますが、日本で扱う商品は全て通信なしのタイプだそうです。そのため測定には別途ワット計が必要です。
専用の表示器があればこのような詳細情報が見れるのでとても残念です。恐らくPLCの認証の問題だと思うので、対応機器の投入を期待したいところです。
ワット計に戻って、電圧の確認です。発電時には106Vまで上がっています。101V±6Vですから、範囲内には収まっています。

気になったのは、2台あるうちの一台が止まっていました。コンセントの抜き差しを試してみましたが、赤色LEDは全く反応なし。壊れてしまったのかな?

2015年2月13日金曜日

太陽光発電 H26年度新ルールについて、既存設備を増設する場合の可能性を検討してみた

経済産業省のH26年度新ルール適用により、容易な規模拡大の道が閉ざされてしまいました。

既存事業者が出力増加を行おうとした場合、次の2通りの方法があります。

 1.増設部分を別設備として新たに認定し、その時点での売電単価を適用。
 2.変更認定申請で、既存設備に追加する。ただし、H27.04.01以降の申請からはその時点での売電単価に変更となる。特例として、10KW未満の範囲で増設する場合は売電単価の変更はなし。

方法1だと増設分の単価が低いため、拡大メリットが出ません。
方法2の場合、H27.04.01以前に申請すれば現在の単価を維持しながら規模を拡大出来そうです。期限が短いのが気になりますが、何とかなりそうです。

*****原文 引用 はじまり*****
 (2)運転開始後の
· 太陽光発電設備について、運転開始後に、「発電出力の増加」を行う場合、増加部分を別設備として新たに認定し、その時点の調達価格を適用します(分割案件に該当する場合には認定できません。)。
· 事業者の選択で、新規認定を行わずに、既存設備の発電出力の増加を行う場合には、平成27年2月15日以降、変更認定申請の手続が必要となります。
· あわせて、運転開始後の発電出力の増加については、平成27年4月1日以降の変更認定申請から、当該変更時点で調達価格を変更することとなります。※10ただし、10kW 未満の太陽光発電の出力増加(増加後も10kW 未満である場合に限る)は除外します。
※10 調達価格の見直しなく運転開始後の発電出力の増加を行おうとする場合、以下の手続が必要です。
50kW 未満の太陽光発電設備については、「再生可能エネルギー発電設備 電子申請サイト(http://www.fit.go.jp/)」による軽微変更届出又は変更認定申請書が3月31日(火)中に到達することが必要です。4月1日(水)午前0時以降に到達した運転開始後の発電出力の増加を伴う変更認定申請書については、調達価格が見直されます。
上記以外の発電設備については、軽微変更届出又は変更認定申請書が各経済産業局の認定担当部署に3月31日(火)の開庁時間中に到達することが必要であり、翌開庁日の4月1日(水)以降に担当部署に到達した運転開始後の発電出力の増加を伴う変更認定申請書については、調達価格が見直されます。
*****原文 引用 おわり*****

次に、電気を買ってもらう電力会社の新ルールを確認します。

 1.出力制御の対象を拡大
   従来は500KW以上の太陽光発電のみでしたが、家庭用発電も含め全ての太陽光発電設備が出力制御の対象となる。
 2.「30日ルール」を時間制へ
 3.遠隔出力制御システムの導入義務づけ

こちらの新ルール適用はH27.01中旬からなので、既に適用となっています。

ここで重要なのは設備認定でなんとか売電価格を維持できたとしても、設備を変更する以上は電力会社の新ルールが必ず適用されてしまうと言うことです。

出力抑制装置は現在はありませんし、容量の大きい発電所から抑制されるでしょうから抑制による影響は殆どないと考えられます。
ただし、遠隔出力制御システムの導入義務づけは将来の費用発生を意味します。装置費用として10万円と監視用回線費用を考慮すると、こちらも拡大メリットが出ません。

なんとか、設備認定と系統連携申請を回避する方法は無いものでしょうか?

ありました! 設備容量を変えずに太陽光パネルだけを増やせば良いのです。

 経済産業省の設備認定容量とは、太陽光パネル容量とパワコン容量の少ない方を指します。つまり変更認定申請は必要ですが、太陽光パネルを増設するだけでは容量が変わらないのでH27.04.01以降も売電単価は変わりません。

 同様に、電力会社の設備認定も上記と考え方は同じで、パワコン配下のパネルを増設しても変更申請を出す必要はありません(東北電力での確認)。ただし、パワコンは検討内容に含まれているため、製造中止&修理不可能等の理由が無い限り機種変更することは出来ません

また、太陽光パネル容量<パワコン容量の場合もパネルを増設するとシステム容量が増えてしまうのでこの手法は使えませんのでご注意下さい。

以前の検討から、2号発電所(ソーラーフロンティア)には延びしろがあって、

 1KW(170Wパネル6枚)の増設をすると効果的
であることは分かっています。ただ、今回の増設が最後の取り組みになりそうなので、あえて

 2KW(170Wパネル12枚)の増設にチャレンジしてみたい

と思います。

理由としては、
 ・増設パネルの設置方向が南東であり、北東、南西パネルとピークが被らないため。
 ・設置工事費を考慮した場合、1KWよりも2KWの方が平均コストが下がるため、結果として多少無駄が発生したとしても2KW増設したほうが費用対効果が大きい。

5.5KWのパワコンに7.65KWのパネルで139%の過積載ですが、果たしてどのような発電になるか今から楽しみです。

2015年2月11日水曜日

2015年は太陽光発電にマイクロインバーターの波がくるか?

日本ではあまり話題にならないけど、アメリカではマイクロインバーターが家庭向けに普及しているらしい。

どんな物かというと、太陽光パネルの裏に小型のインバーターを取付け、パネル間を交流で結ぶという物。

メリット
 ・パネル一枚単位での増設が可能。
 ・パネル一枚単位で発電するため、陰の影響を受けにくい。
 ・パネル間の接続が交流のため、家庭内の配線を流用しやすい。
 ・高電圧の配線が無いため安全。
 ・インバーターが複数のため、故障時の影響が少ない。

デメリット
 ・インバーターが複数になるため、規模が増えるとコスト増となる。
 ・インバータが複数のため、故障率が上がる。
 ・インバーターは太陽光パネルに比べ耐用年数が短いため、保守が困難な場所に設置すると修理費用がかさむ。

日本では今まで殆どありませんでしたが、やっと普及の兆しが見えてきました。

NEP JAPAN NEP Micro Inverter

こちらは単相200Vですが、設置枚数が少ない範囲であれば、エアコンレベルの工事でなんとかなりそうです。従来のシステムが100万円単位であったのに対し、パネル一枚から導入出来るのでお試しで導入するのには向いています。

別の商品になりますが、ALIBABAにも施工写真付きで紹介があります。流石に屋根の上だと保守どうするんだと思いますが、カーポートやベランダに設置するならありだと思います。


異色の商品としては、プラグインソーラーなるものがあります。構成はまったく同じですが、なんとコンセントにつないでそのまま系統連携しちゃっています。

マイクロパワーコンディショナー 300W

 以前から同様の商品はGRID TIE POWER INVERTER(グリットタイインバーター)としてヤフオクとかにもありましたが、どれも中国製で怪しさ爆発でした。こちらは韓国製なので少しは信頼性も上がっているのではないかと思われます。
 非常によい商品で逆潮流しないことを前提にしていますが、絶対にしないわけではないので、安心して導入できるように法整備を期待したいところです。
 容量が少ないですし、系統連携しないまま逆潮流する闇ソーラーが出てきそうですね。

2015年2月5日木曜日

関東が曇れば日本海側は晴れ!

関東側は雪の予報でしたが、小雨が降っています。こんな日は日本海側では奇跡が起きます。

このまま低空飛行で進んだらどうしようかと思いましたが、これで一息付けそうです。


発電状況も問題なさそう。早く春が来て欲しいです。


2015年2月1日日曜日

1月実績

12月ほどではありませんが、引き続き雪に悩まされ続けています。こんな晴れ間があっても、雪を溶かすだけで発電量は0・・・。昨年は12、1と調子よく2月に雪が降ったので、その逆になってくれればいいなぁと思っています。

1月総発電量 221KWh、1KWあたり発電量 21KWh
日照時間(羽茂)は平年比 79.9%、新潟市の日射量は平年比 97.7%となっています。

総発電推移
 こうやってみると1月は昨年よりも少し少ない程度です。

前半はかなり雪にやられました。

2015年1月24日土曜日

久々の晴れ間でうれしいニャン!

昨日の天気用では曇りのち雨だったのですが・・・・・、おぉぉ晴れてるぅ!

しっかり発電してくれました。

まだ計画値からはほど遠いですが、少しでも挽回して欲しいなぁ。

2015年1月3日土曜日

12月実績

連携以来最低の発電量を記録してしまいました。これも自然相手の宿命ですね。

総発電量 94KWh、1KWあたり発電量 9KWh。
日照時間(羽茂)は平年比 47.3%、新潟市の日射量は平年比 78.8%となっています。

総発電量推移

日別推移

ちなみに昨年は1号のみしかありませんでしたが、 124KWくらい発電できていましたので今年いかに悪いかが分かります。1月も既に3日たちましたが、いまだに0KWh・・・・、はてどうしたものか?