最近ちょくちょく見かけるこのインバータ、また戻ってきました ^^;
記事にするのもあれかなと思ったのですが、色々あったので備忘録として残します。
今回の依頼はヒューズ端子修理(実際は色々壊れていましたけど・・・)
これと同じ端子なかなか見つけられないんですよね。
同じものは見つけられなかったのですが、こんなコネクタ発見。
基板に挿す必要があるので加工。
端子変更によりヒューズの抜き差しはしやすくなりましたが、接触抵抗の問題は不明。
ヒューズだけ切れるのってこの手の機器では滅多にないので破損確認。
先ずは1次側FET FB38N20D 2個 破損
同様に抵抗 10Ω × 2本 破損
2次側IGBT 60N60FD1 5個 破損
交換して完了・・・・
と行きたかったのですが、バチッ!! っと動作せず ((+_+))
原因は1次側のFET。左側から現品、新品(動作)、新品(不動)
中華あるあるのリマーク品です。
個人的には本物でなくても同等品なら許容なんですけどね^^;
表と違って裏面はかなり違います。
写真だと分かりにくいですが、動作品は銅に光沢のあるメッキがされています。
ロジックテスタで確認 左 動作、右 不動
同じN-E-MOSですがVtが異なります。
流せる電流の違いはあれど、同じFETなら無負荷で動作しないのは変です。
破損しているブロックではありませんが、同じ信号を分岐しているだけなので確認。
1,3がゲート入力、2,4がドレイン出力。ゲート入力におもいっきりノイズ載っていますね。
動いているのでなんとも言えませんが、異なるFETで動作しないのはこれが原因かもしれません。残念ながら電気回路はよくわからないので現状復帰に徹したいと思います。
参考として動作品のパッケージはこんな感じ。不動品はビニール袋にそのまま梱包されていたのに対して、動作品はしっかりとしたパッケージに入っています。ケースのメキシコの刻印見たときほっとしたのは言うまでもありません。(*´ω`*)
念のため新品のテスト結果はこちら、Vtも近い値です。
ということで、組み上げて完成。
波形も問題なし。
念のため三和で確認。電圧、周波数とも問題なし。
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