どうも世間ではキャンプブームのようで、猛暑の影響もあり夜の快眠対策にエアコンを動作させたいと要望されるかたが増えています。
個人的に大自然の中でエアコンはどうかなと思うところはありますが、夏季における停電対策として、前回作成した簡易UPSがどのくらい役に立つか試してみました。
バッテリ電圧は4.0V前後なので70%程度。BMS設定後完全充放電試験していないので、BMSの表示は参考程度です。システムとしては満タンで、UPS向けに絞った設定となっています。単にPC接続ケーブルが無くて設定できないだけなんですけど・・・。とにかく、満充電状態からのスタートです。 ^^;
充電状態の異なるバッテリを使ってしまったため、3~8セルの電圧が高いです。
これでも当初80mVあった差分が今は20mV程度まで改善しています。18650向けのバランス調整はまともに機能しないと言われていますが、必要十分な能力を確認できました。
エアコンはこちら、日立の白くまくんです。前回は暖房時の消費電量の確認のみで終わってしまったので、やっとバッテリ稼働テストが出来ます。
このエアコンはインバータタイプで、突入電力がほとんど発生しません。バッテリ稼働にはもってこいの機種です。曇りで比較的涼しい日でしたが、AM10時を過ぎて暑くなってきたことから実験スタート。
室温は30℃、エアコン設定温度は27度で行いました。
大まかですが、
AC 564Wat、608VA、力率0.89
DC 656W
インバータの効率は0.86程度。
気になるBMSの発熱は39.3℃。内部温度計は31℃に収まっていました。このくらいなら穴開けなくても良さそうです。
途中寒くなったので28℃設定に変更したりしましたが、約3時間稼働しました。
ACワット計で1.44KWh
DCワット計で1.78KWh、33.5Ah
インバータの変換効率は81%
目標の4時間には届きませんでしたが、バッテリ自体は50Ahありますので、設定で増やすことは可能ですし、夜間は消費電力も少ないでしょうから案外このままでも持つかもしれません。
稼働グラフはこちら、DC出力としては最大989W、18.4Aとなりました。よくエアコンを1℃下げると消費電力が云々とありますが、結構変わりますね。少し暑くなるので、個人的にはこの中間が欲しいところです。
バッテリとして気になるのはこちら、最終的にセル電圧差が413mVにも
セル電圧のグラフから、3Ah程度の差分のようです。
同じロットのバッテリなので、ここは単純に揃えてみました。
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