2015年9月5日土曜日

クランプテスタで太陽電池パネルの電流を測定してみた(STRAIGHT AC/DCデジタルクランプメーター 15-147)

太陽光パネルの電流測定がしたくて購入してみました。パワー計でも計れるのですが、複数経路あると接続が大変ですし、色々な所を調べたいときはクランプ方式のものが楽ちんです。

 今回購入したのはこちらです。クランプでは電流を、テストリードを付けると電圧や抵抗、温度を測定できます。
小型のものが欲しかったのですが、実物でみると少し厚みが気になります。

太陽光パネルを3組並列に接続しているので逆流しているか気になっていました。
測定結果は
 1: 3.18A
 2: 2.37A
 3: 0.77A
 4: 0.06A
 5: 0.64A
逆流している場所ではマイナス表示になるのですが、問題ありませんでした。

GTIの制御電圧は30Vに収束しているので、それぞれのパネルでは
 200Wパネル  95.4W
 50Wパネル-1   1.8W
 50Wパネル-2 19.2W
天候や設置条件が悪いので出力が悪いのは理解できるのですが、50Wパネル-1は明らかに異常です。
接続を外し解放電圧を測定すると、
 異常パネル 39.9V
 正常パネル 40.2V
であり、そんなに違いはありません。

単独でGTIに接続してみましたが、やっぱり傾向は変わらず。う~ん、どうしよう。

2015年9月1日火曜日

2号発電所 2KW増設分のKW発電量&ピークカットの推定

7/11から5.5KWに対して7.65KWの過積載運用になりましたが、一ヶ月以上稼働したので分析してみたいと思います。

増設しなかったときの発電量は、1号発電所の昨年比から推定しました。7月に関しては新潟市の日射量を元に11~31日分の比率で出しています。

結果はこちら、

思ったよりも多くのピークカットが発生している!!

 計算間違いかなと思いましたが、3~6月の増設していない期間が安定しているのでそれもなさそうです。ちなみに、この差は昨年7月に伐採したケヤキの陰の影響だと思います。8月の条件は昨年と変わっていないため、補正は必要ないと考えられます。

8月の時間あたり発電量5KW以上の頻度は
  5000 4回
  5100 4回
  5200 8回
  5300 6回
  5400 5回
  5500 9回

パワコンの稼働状態もそんなに悪く見えませんが、雲による細かなピークカットは見えないため、実際の100%稼働時間はもっと多いのかも知れません。

増設分のKW発電量 104.5Kをどう見るかで判断が分かれますが、一喜一憂せず年間での発電結果が出るまで見守りたいと思います。

追記
母屋までの電線のロスがどのくらいあるか計算してみました。

線路抵抗
 ・3.5~5.5sqとした場合導体抵抗は、3.33~5.2Ω/km。母屋まで30mとし、電線のつなぎ込み0.001Ω×2から
  → 0.1019~0.1580Ω

流れる電流
 ・2KW増設パネル発電量を260KW。7Aの電流(1827W相当)が142時間と仮定

電線で消費される電力は 
  W=R × I ^ 2
  4.99~7.74W
電力量Whは
  710~1101W

集線箱は0.5%のロスが発生するようなので
  260KW × 0.005 = 1300W  

合計2.4KW程度のロスはありそうです。