前回の放電テストの結果についてまとめます。結論を先に書くと、セルの品質がそろっていてCMUによるセルバランサの効果もあり非常に取り扱いやすいバッテリパックとなっています。短期間であれば両端電圧のみの監視でも十分使えるレベルではないでしょうか。
では放電テストの分析に戻ります。
実験環境はこちら、終了は電圧26V以上/出力600Wを維持できなくなった段階とします。
放電時間-電圧のグラフはこちら、なんと102分も動作しました。
DCワット計では、42.109Ah、1279.6Whを記録しました。素晴らしい。
テストでの最終放電レートは0.65Cであり、1C放電値と同等に比較することは出来ませんが、105%の容量を確認することが出来ました。
2017/5
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27V時電流
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最終 放電レート |
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電池1
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1279Wh
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42.1Ah
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105.3%
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25.93A
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0.65C
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電池2
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1267Wh
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41.8Ah
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104.5%
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25.93A
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0.65C
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放電開始前 共に4.19Vでほぼそろっている状態。
放電終了直後
電池1(3250)
3.507、3.519、3.522、3.521、3.510、3.525、3.508、3.532
電池2(3247)
3.496、3.495、3.513、3.497、3.510、3.500、3.517、3.502
電池1について数回充放電を繰り返してみましたが、セルのバラつきは殆ど確認できませんでした。
リーフバッテリの時もそうでしたが、セル容量がそろっていないと能力を発揮できないのがよくわかりました。これからリーフバッテリを組みますが、最初にセル容量の確認から始めたほうがよさそうです。
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